□110□ ページ25
□Aside□
象林「うわぁ〜！」
大地「うわ〜！うっ…！」
鈴木君のネックレスがちぎれた。
大地「うぅ！ハァハァ…テメェ…母ちゃんが家計を圧迫してまで買ってくれたネックレスを…。
からす なぜなくの からす やまに〜♪
子供の頃、俺は公園のブランコで年長の子に突き飛ばされたことがあった。
母ちゃんはそれを見ていてえらいけんまくで“うちの子に何するの？”って、そいつをどやしつけて泣かした。
そいつは金持ちの息子で、母親は近所でママ達の中心になってたから、母ちゃんはみんなに無視されるようになった。
それから母ちゃんは、話し相手が１人もいなくなっちまった。
俺は母ちゃんに“ごめんね”って謝った。そしたら母ちゃんは“いいのよ大地…世界で家族は２人だけなんだから”。」
象林「母ちゃん母ちゃんってマザコンなのか！」
大地「俺はマザコンじゃねえ。ただ、母ちゃんが好きなだけさ。」
神部「開けろ象林！お前は完全に包囲されている！」
浩司「鈴木君！」
皆の声が教室の外から聞こえた。
大地「このエレファント…鳥は生きてるっつってんだろ。」
三船「バカ野郎。もう立つんじゃねえ。」
象林「チルチルの敵、許しゃない！」
A「もうやめて！」
三船「テメェ！」
お兄ちゃんは象さんを後ろからおさえた。
見ているだけで、何もできない私は悔しくて胸が締め付けられた。
大地「金は確かにあるといいよな。」
象林「うん、う〜ん…！」
大地「そうすりゃ行けたぜオーストラリア。」
象林「う〜、あぁ〜！」
象さんはお兄ちゃんを突き離した。
大地「名づけて、マザコンコアラパンチ。」
象林「パオ〜〜ン！」
大地「カラスはなぜ鳴くのか、教えてやるぜ！」
鈴木君は象さんを殴った。
神部「鈴木！」
内山達「鈴木！」
浩司「鈴木君！」
内山「憲吾…。」
三船「ああ、終わったようだ。」
象さんは倒れた。
大地「カラスは山に…１６歳の息子がいるからさ…。」
鈴木君が倒れるその時にお兄ちゃんが支えた。
三船「借りができたな。」
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優花(プロフ) - ハルルさん» ありがとうございます。楽しみにしていて下さい。私もテレビに釘付けになって愕然としていました。 (2017年3月12日 19時) (
レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
ハルル - とてもいいと思います。５話目がとても楽しみです。更新頑張ってください。東日本大震災から６年経った今でも私は、覚えています。私は、四国に住んでいますが、当時小学５年生だった私は、テレビでその光景を見て、目が釘付けになってみていました。 (2017年3月12日 19時) (レス) id: 4e10d5168c (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - 涼さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年2月27日 22時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
涼 - 更新、大変だと思いますが、頑張って下さいね!楽しみにして待ってます! (2017年2月27日 22時) (レス) id: 9e0a28f0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優花
| 作成日時：2017年2月27日 13時
