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□76□ ページ16

□大地side□
俺は家を出た。
倉橋「あっ、おはよう。」
大地「おはようございます。」
実さんなら何か知ってるかも。
倉橋「えっ?」
俺はバスに乗って、実さんから家庭内暴力のことを聞いた。
大地「それでか〜。なんか最近、ちゃんおかしいと思ってたんだよね。

一緒に風呂入ろうとかさ。」

倉橋「で、入ったのか?風呂。」

大地「家庭内暴力って、なんで俺がそんなことしなきゃいけないのよ。」

倉橋「それはあれだよ。いろいろストレスがたまってたり。」

大地「いや、別にないし、つうかあったとしてもなんで俺が母ちゃんに対して当たらなくちゃいけないのよ。」

倉橋「普通は母親に女を感じる年頃なんだろうな〜。

だから、濃く近寄られると、あんた、俺の彼女でも奥さんでもないのにウザいよ!って

男性ホルモンのなせる(わざ)かね。」

大地「俺って、男子としてちょっとおくてってことなのかな?」

倉橋「母親は、ホントはそっちのほうが嬉しいんだと思うけどな〜。

大人になられるのも寂しいな〜って。」

大地「じゃあ、今の俺でいいってことじゃない。」

倉橋「ところが、それはそれで普通じゃない…なんか、ゆがんでんじゃないかって。

母親っていうのはさ、ああだこうだ気になってんだよ、息子のことが。

だからさ、言ってやればいいんだよ1回。ウゼェんだよババア!って。」

大地「いや、悪いけど、それは言えないな。」

倉橋「ウソでもいいんだよ、思ってなくても。」

大地「いや、分かってるけどもウソでも言いたくない!」

バスが止まった。

倉橋「君、意外と頑固ね。」

俺はバスを降りた。

倉橋「大地。」

大地「絶対言わないから!」

倉橋「そうじゃなくて。一緒に入ったの?お風呂。」

バスの扉が閉まってバスは走り出した。

大地「そっちかい。うわっ!Aちゃん?」

A「あ、ごめん。一緒にお風呂入ったとか聞こえて…。ちょっとびっくりして…。」

大地「ああ、何でもないよ。気にいないで。」

A「そうだね。」

俺達は学校に行くと、小林の姿がなかった。

A「休みなのかな。」

大地「さあ…。」

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優花(プロフ) - 紫陽花さん» ありがとうございます!楽しみにしてて下さい! (2017年2月26日 15時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 3話、完結おめでとうございます!!4話も楽しみにしてます!! (2017年2月26日 15時) (レス) id: 0a403022ee (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - 涼さん» ありがとうございます。昨日と今日は用事があって更新できませんでしたが、楽しみにしていてください (2017年2月20日 17時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
- この小説大好きです。更新楽しみにしてますね (2017年2月20日 17時) (レス) id: 9e0a28f0f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優花 | 作成日時:2017年2月7日 11時

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