□44□ ページ10
□大地side□
大地「うっ。」
俺は時計を見ながら歩いていると何かにぶつかった。
見てみるとデカい男の人が立っていた。
巌「君、ちょっと付き合ってくれないか？」
大地「えぇ〜！何！？ちょちょちょい…無理無理…！」
俺は持ち上げられて武道場に連れていかれた。
大地「すいません。俺、クラブ入るつもりないんで。母ちゃんとの約束で、とっとと家帰って勉強しないと。」
巌「わしを他の奴らと一緒にしないでくれ。」
大地「わしって…。」
巌「柔道部部長の
大地「鈴木大地です。」
巌「付き合ってくんないか？」
大地「いや、だからこうやって話聞いてるじゃないですか。」
巌「いや、クラブに勧誘してるわけじゃない。」
大地「えっ？」
巌「文字通り、わしと付き合ってほしいんだ。つ…つまり…こっ、交際してほしいんだ。」
大地「ちょっと待ってください？俺、男ですけど。」
巌「そんなことは分かってる。」
大地「先輩…ゲイですか！？」
巌「そっ、そんなはずは、ないだろう。」
大地「だったら…。」
巌「いいか、キレイな顔に男も女もあるものか。もっと自信を持て。」
大地「はぁ…。」
先輩は俺に近づいた。
巌「あらためて君を前にすると、な〜んて愛らしい顔なんだぁ。
まるで、ペットショップで誰に飼われるのかと不安と希望でうち震えている真っ白な小犬のようじゃないか！」
大地「クゥ〜ン！」
巌「わしは今…猛烈に君を押さえ込みたい！」
大地「柔道つながりですね。でも、勘弁してください！」
巌「そうか…冷静に考えればそうだよな。」
大地「冷静に考えなくてもそうですよ。」
巌「分かった。君のことは忘れよう。」
大地「あれっ、物分かりいいんだ。」
巌「オス！日本男児だからな。」
大地「ウッス！」
巌「ただ、君を忘れるために、一度だけ、思い出にこれを着てくれないか？」
俺は紙袋の中を見た。
大地「う〜わ…。」
巌「似合うと思うんだぁ。」
大地「これ着たらホントに忘れてくれます？」
巌「オス！男に二言はない。」
大地「マジかよ…。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優花(プロフ) - そーすけさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年2月4日 15時) (
レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
そーすけ - 作品とても面白いです！私も｢理想の息子｣大好きでした！更新の方も頑張って下さい!応援してます＼(^_^)／ (2017年2月4日 15時) (レス) id: e7b485e0b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優花
| 作成日時：2017年1月20日 14時
