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□海side□
倉橋「普通に友達もいるみたいだし、やっぱり気のせいなんじゃないですか?」
海「ならいいんですけど。」
大地「ん?」
倉橋「ん?いや、あの…小林君…小林君?」
浩司「はい。」
倉橋「小林君家は、お家は何をやっているのかな?」
浩司「あ、マルコバってご存知ですか?」
倉橋「知ってるよ、超大手じゃない。え、何?小林の“コバ”ってマルコバの“コバ”なの!?」
浩司「はい。」
海「マルコバ?」
大地「あっ、いけねえ。」
倉橋「え〜!」
海「あなた、マルコバの息子さんなの?」
倉橋「お金持ちだ、すごい。」
浩司「あ…はい。」
海「人殺し!」
倉橋&A「えっ?」
大地「母ちゃん、別に親父が死んだのこいつのせいじゃないから。」
浩司「鈴木君…鈴木君…。」
大地「うちの親父、マルコバからリストラされて…。」
倉橋「そうだったの!?あっ…。」
海「覚えてもいないでしょうよ。あなたの会社の人、誰一人、鈴木という平凡な名前のいち社員のことなんか。
だけど、突然リストラされたあの人は、大地を身ごもってる私を安心させようと配送のアルバイトをいくつもいくつも 掛け持ちして、疲れと睡眠不足から真夜中のガードレールに…。」
大地「母ちゃん、事故だったんだから。それに、クビにされた会社恨んでも仕方ないし。」
海「かばうの!?」
大地「えっ?」
海「私と父親の敵をかばうの!?」
浩司「鈴木君!」
大地「別に、かばうわけじゃないけど、こいつは息子なだけだし。それに、会社の人事なんか知りもしないし。」
私は2人が手をつないでいるのを見て、Aちゃんと倉橋さんの方を見た。
倉橋「えっ?ハッ!」
A「ああ…。」
大地「えっ?」
倉橋「あの…あの…君達は…あれかな?付き合っているのかな?」
大地「ん?付き合うって?」
海「どうなの?」
大地「えっ?」
浩司「友達ですけど。」
倉橋「つまり、友達から始めているわけだ。」
大地「そうですけど、何か?」
海「やっぱり…そりゃ、かばいもするでしょうよ。最初は友達からって、お互いまだ新鮮な感じで?」
大地「何のこっちゃい?」
こいつの心が女の子だとしたら、何もかも台無しじゃない!
私の庭付きの家が…リカちゃんハウスになっちゃう…。
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優花(プロフ) - そーすけさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年2月4日 15時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
そーすけ - 作品とても面白いです!私も「理想の息子」大好きでした!更新の方も頑張って下さい!応援してます\(^_^)/ (2017年2月4日 15時) (レス) id: e7b485e0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優花 | 作成日時:2017年1月20日 14時