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□海side□
倉橋「こんばんは。」
海「あっ、どうも。あの…。」
倉橋「はい？」
海「ちょっと、相談に乗っていただけませんか？」
倉橋「はい…。」
私は家に倉橋さんを呼んだ。
倉橋「勝手に部屋入って大丈夫なんですか？」
海「断らなくても掃除とかしてるし、いちいち“ノックしろ”とも言われたことないの。」
倉橋「見られても困るものも秘密もないってことか。」
海「ないわ〜！エ ッチなものの影も形も。」
倉橋「パソコンの履歴にも怪しいサイトへのアクセスはありませんね。」
海「それって、おかしいんでしょ？」
倉橋「うん…そう言われてみるとあの年頃だと、確かに健全という名の不健全なのかも。」
海「健全という名の不健全。つまり、異常なのね。」
倉橋「いや、でも、スポーツとかしてるとね、家ではぐっすり寝るだけってこともありますからね。」
海「運動部には入ってないの。部屋では勉強ばかりで…。」
倉橋「だからってゲイって決めつけるのは…。」
海「他にどう考えたら？」
倉橋「もしかしたら…。」
海「もしかしたら？」
倉橋「実は女の子なのかも。」
海「何言ってるんですか。お○ん○んはちゃんと立派なのついてます。」
倉橋「いや、体じゃなくて、心が。」
海「心？」
倉橋「ええ、つまり、性同一性障害。」
海「性同一性障害…。」
倉橋「体はね、男の子に生まれたんだけど、心は女の子っていう。」
海「だとしたら、私のせいだわ。」
倉橋「えっ？」
海「私、男性不信みたいなところがあって、妊娠してる時、女の子がいい、娘が欲しいってず〜っと…。」
倉橋「いや、でも、それだけじゃ…。」
海「まだあるの。小さい時、時々こう、髪にリボンなんかして遊んでしまったことがあるの。」
倉橋「あぁ…あぁ。」
海「本人は嫌がってたけど、色も白くて、あまりにもかわいらしかったから、つい…。いずれにしろ、開発したのは私だわ。」
大地「ただいま。」
倉橋「ちょっ、か…帰ってきましたよ。」
大地「上がれよ。」
浩司「あぁ、いいの？」
A「お邪魔します。」
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優花(プロフ) - そーすけさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年2月4日 15時) (
レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
そーすけ - 作品とても面白いです！私も｢理想の息子｣大好きでした！更新の方も頑張って下さい!応援してます＼(^_^)／ (2017年2月4日 15時) (レス) id: e7b485e0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優花
| 作成日時：2017年1月20日 14時
