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□50□ ページ16

□大地side□

俺はお風呂に入ってうとうとしていたら溺れそうになった。

大地「何だ?」







□海side□

大地がお風呂に入っている時、大地の鞄と一緒に置いてあった紙袋に気がついて中を見た。

紙袋の中には女ものの洋服が入っていた。

女の子決定。






□大地side□

バタンッ―

大地「また、何だ!?」





□海side□

翌朝、大地が着替えてる間に昨日見つけた洋服を机に置いた。

大地「ひっ。それね…。」

海「見て見ぬふりをしようかとも思ったの。人にはそれぞれ性癖というものもあるでしょうし。」

大地「母ちゃん、違うんだよ、これさ…。」

海「でも、自分の息子が変態だなんて我慢できないわ。」

大地「誰が変態だってのよ。」

海「ごめんなさい。変態は言い過ぎたわ。そうね。」

大地「分かってくれればいいんだけどね。」

海「ただ、心が女の子なのよね。」

大地「だから、違うって言ってるでしょ!」

海「なら、このフリフリは何よ!」

大地「いや、これは柔道部の先輩が俺に似合うはずだから着てみせてくれって頼んできたのよ。」

海「そんなあちこちに変態がいるはずないわ。」

大地「あ〜、もう、朝から頭回んないよ。」

海「あなたの部屋には何にもなかったわ。エ ッチな写真もDVDも何にも!」

大地「あったらあったで汚らわしいとか言うくせにさ。」

海「それが母親よ、文句は言わせないわ。」

大地「あ〜、面倒だなぁ。仮にもし、俺の心が女子だったらどうなるの?」

海「認めたわね、やっと認めたわね!」

大地「“仮に”っつったでしょ?もしそうなら、そんな息子いらない?一緒に暮らせない?出てってほしいとでも言いたいの?」

こいつ、開き直りやがった。

大地「ったく、冗談じゃないってのよ。よいしょ。」

大地は足をくずした。

海「そうかもしれないわね。」

大地「えっ?」

海「私は、母親として、息子の育て方が悪かったんだと自分を責め続けるでしょうし、そういう私を敏感に感じて、あなたも辛い思いをする。

そうなったら、もうあなたとは一緒に暮らせない。」

大地「だけど母ちゃん…俺、行くとこないよ?」

ピンポ〜ン―

大地「クゥ〜ン。」

大地は机に寝そべった

勝った。

私は玄関を開けると、ケガをした小林君がいた。

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優花(プロフ) - そーすけさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年2月4日 15時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
そーすけ - 作品とても面白いです!私も「理想の息子」大好きでした!更新の方も頑張って下さい!応援してます\(^_^)/ (2017年2月4日 15時) (レス) id: e7b485e0b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優花 | 作成日時:2017年1月20日 14時

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