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□Aside□
大地「ただいま。」
A「お邪魔します。」
大地「よいしょ。あれ?母ちゃん、まだ…。うわっ!?えっ、いたの?」
海さんは壁に寄りかかってボーっとしていた。鈴木君は部屋の電気をつけた。
海「あぁ、うん。あら、Aちゃん、いらっしゃい。」
A「あ、お邪魔します。」
大地「お腹すいたなぁ。ねぇ、晩飯何?」
海「あっ、ごめん。すぐ作るね。」
大地「えっ?母ちゃんが晩飯まだ…?普通、味見と称して2〜3杯先いただいてんのに。」
味見と称して2〜3杯!?
海「何だかぼんやりしちゃって。」
大地「どっかだるいの?熱でもあんのかな?」
鈴木君は海さんの額に自分の額を合わせた。
海さんは鈴木君から離れた。
大地「あ、いいよいいよ、座ってて。何か俺がチャチャッと作るからさ。」
A「鈴木君…。」
大地「ああ、はい、これ。ありがとな。」
A「ううん。じゃあ、お邪魔しました。」
私は鈴木君の家を出た。
□海side□
海「ねぇ、大地。」
大地「んっ?」
海「私のこと好き?」
大地「どうしたの?急に。」
海「いいから答えて。」
大地「もちろん好きさ。」
海「世界で何番目に好き?」
大地は手をグーにしてから人差し指を立てた。
海「あぁ、私も!」
私は大地に抱きついた。
大地「お〜、ビックリした。何だかな。」
海「時々確認しないとね。女って不安になるのよ。」
大地「そっか、母ちゃんも女だもんね。」
海「そうだ、寒くなってきたから大地、これ。」
大地に赤い手袋を渡した。
大地「えっ?もしかして、手編み?」
海「ええ、もちろんよ。」
違うけど。
大地「母ちゃんが夜なべをして〜♪」
ウソだけど。
大地「手袋編んでくれた〜♪」
100円だけど。
大地「俺、いっぱい勉強していい会社入って、絶対母ちゃんに家買うから。」
海「いいのよ、そんなこと。」
大地「絶対買う!」
海「大地!」
大地「母ちゃん。」
マジで買えよな、庭付きでよ。
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優花(プロフ) - そーすけさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年2月4日 15時) (レス) id: 6b689c573b (このIDを非表示/違反報告)
そーすけ - 作品とても面白いです!私も「理想の息子」大好きでした!更新の方も頑張って下さい!応援してます\(^_^)/ (2017年2月4日 15時) (レス) id: e7b485e0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優花 | 作成日時:2017年1月20日 14時