金田一少年の事件簿N 6

♪29♪ ページ30

✞Aside✞

剣持さんは高遠に手錠をかけた

剣持「はじめとはコインの表と裏か」

高遠「決して向き合うことはできないけどね。

彼女も自分が生き別れた父親が誰か知らないってさ。

はぁ…僕のルーツは闇のままだ」

剣持「行くぞ」

一「いつか俺が突き止めてやるよ！」

✞一side✞

A「京さんが部長のお兄さん？」

真壁「金田一がこの写真見せたら

『俺が撮った写真だ』って」

一「弟、無視して薔薇に

ピントが行ってんだもん」

竜二「あ、ホントだ」

一「だから、それ撮ったお兄さんって

薔薇に興味があるカメラマンなんじゃないかな〜と思って」

辻「あっ、でも感動的な再会できて

よかったじゃないっすか。ねぇ、部長」

真壁「笑い事じゃねえよ！

高遠の弟だったらどうしようって

マジ焦ったんだから！」

星野「もし、そうなってたら、

部長の存在自体が…」

星野＆黒河＆辻「オカルティ！」

真壁「え？ウソ。俺いい線行ってた？」

一「部長を心配した俺の時間返せ！」

竜二「ああ、まあまあまあ…」

一「あ〜！」

剣持「はじめ！大変…」

おっさんたちが部室に来た

剣持「あっ、はじめ！大変大変…！」

一「どうした？おっさん」

畠山「高遠が拘置所から脱走した」

一「はぁ？」

電話が鳴って出た

一「おい高遠、約束が違うぞ！」

高遠「僕は自分から捕まるとは言ったが、

罪を償うとは言っていない」

一「はぁ？」

高遠「妹に会って、はっきりしたことがある。

この世界にはまだ、犯罪という手段でしか、

歪んだ心を救えない人たちがいるってね。

そんな人たちのために僕がいる。

金田一君、そう思わないか？」

一「思うわけねぇだろ！」

高遠「やはり君と僕は光と影、

コインの表と裏。永遠に平行線のようだ。

またいつか会おう、金田一君。グッドラック！」

電話が切れた

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