金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

♪38♪ ページ39

✞一side✞

一「あんた こんなことして

ホントに楽しいのかよ」

高遠「そう 僕は誰かが

苦しんでるところを見るのが大好物だ

ほら 今君がしている苦悶の表情

見ているだけでワクワクしてくる」

リー「動くな！」

高遠は濱さんにナイフを突きつけた

高遠「リー刑事 銃を下ろして

銃を下ろして…」

リー「分かった」

リーさんは銃を床に置いた

高遠「いいかい？お嬢さん

自 殺ほどのくだらない死に方はないんだ

何度も死に損なったんだからどうせなら生き抜いて

マー・タイチみたいに憎まれて

誰かに殺されるぐらいになってみたらいかがかな？

それとも ここで死ぬかい？」

氏家「やめろ！」

高遠は近づく氏家先生の腕ナイフ切りつけ

俺にナイフを向けた

竜二「わ〜！！」

佐木は高遠をおさえた

竜二「殺すなら僕を殺せ！

ハァハァ… 濱さん… 濱さん ごめんなさい

僕は気付いてたのに見て見ぬフリを…

マー君を助けてあげられなくて本当にごめんなさい！」

高遠は佐木を蹴って離した

高遠「君を７人目の被害者にしてやろう」

高遠はナイフを佐木に向けて投げた

一「やめろ！！」

リーさんは銃をうったけどナイフには当たらなかった

一瞬目を閉じて開くと佐木の胸ポケットには薔薇があった

高遠「思い上がらないことだ

君のような人間はこの世の中にごまんといる」

高遠は花瓶から薔薇を取った

高遠「金田一君 何だか君とはまた会えそうな気がするよ

そうなったら 長い付き合いになりそうだね

探偵と犯罪者… 決して交わることのない

平行線としてね」

高遠はマジックで薔薇に火を付けて

後ろに投げて爆発して高遠は消えた

リー「クソっ！逃げられた！」

リーさんは警察に連絡した

リー「下流に緊急配備だ！」

一「濱さん… 君はマー君を殺してなんかいない

きっとそれは 死んだマー君が

一番よく分かってると思う」

俺は佐木のところに行った

一「お前 強いじゃん」

その後、(人１)は病院に運ばれた

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