金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

♪26♪ ページ27

✞NOside✞

高遠「Who killed Cook Robin?

I, said the Sparrow,

with my bow and arrow....」

電話が鳴った

？「スパロウです」

高遠「計画は順調のようですね

とっさに見立て殺人をでっち上げたのは正解でした

相手が混乱するのを見るのは気分がいい

恐れることはない

あなた方には完璧なアリバイがある」

？「ホントに大丈夫なんですね？」

高遠「もちろん もうすぐゲームは終わる」

✞一side✞

一「何か他に気付いたこととか不自然なことは？」

(人１)「不自然？う〜ん

不自然っていえば夜の散歩」

夜の散歩の時にロープを使うことを聞いた

一「ロープを？」

(人１)「何か変でしょ？

いくら真っ暗な道でも幼稚園児じゃあるまいし

そんなの」

一「確かに」

(人１)「任せっきりで楽は楽だったけどね」

一「任せっきりで楽」

(人１)「あっ それからもう１つ

これはリーさんが言ってたんだけど」

一「うん」

(人１)「最初にリン君の死体が見つかった時に…」

一「あの燃えてたっていう？」

(人１)「うん 上半身は燃え上ってたけど

下半身はそうでもなかったんだって

なのに氏家先生 むしろ下半身のほうにばっかり

やたらと水をかけてたらしいよ」

一「確かに不自然だな」

(人１)「どういうことなのかな？」

一「…っていうか(人１)

大丈夫だった？死体…」

(人１)「うん…

死体見ちゃったけど大丈夫だよ…」

一「そっか…」

(人１)「うん じゃあね

心配してくれてありがとう」

一「うん」

(人１)との連絡を切った

一「はぁ…

こういうのを遠距離恋愛っていうんだろうな

ハッ」

振り返ると佐木がいた

竜二「水を差すようですが

遠距離恋愛っていうのは両思い同士で

成立するんじゃないですか？」

一「うわっ そういうこと言う？」

竜二「すいません でも

なんかうらやましいです」

一「何が？」

竜二「僕も

先輩みたく強くなれればって思います」

一「何だよいきなり」

竜二「すいません」

ドタバタと足音がした

一「どうしたんですか？」

堂島「救助のヘリが来る

全員今から洞窟の広場へ向かう」

一「ちょっと待ってください

もう少し時間を！」

赤尾「残念ながらゲームセットです金田一君

もう日本に帰れ」

♪27♪→←♪25♪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す