スクラップ・ティーチャー6

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＊杉side＊

翌日、俺は校長室に呼ばれた

教育長「あなたが杉先生ですか」

杉「はい」

教育長「黒田さんは？」

校長「入院中です」

教育長「そうですか…どうぞ」

杉「失礼します」

イスに座った

教育長「あなたのクラスが集めてくれたという署名、受取りました」

杉「え？」

燃えたはずじゃ…

校長「高杉がコピーをとっていたそうです」

杉「ええ！？あ、その手…俺はバカだ…」

教育長「もう一つ、彼がこんなレポートを送ってきました

あなたの影響で生徒達がどんどん変わっていったと

署名に参加する先生達もいたようですね

統廃合については当分、凍結する方向で進めます

ただし、2つ条件があります」

杉「条件？」

教育長「榎戸校長から報告は受けているんですがあなた達、校長に暴力をふるったそうですね

流石にそんなことが公になったら凍結の話がまとまらんでしょ

統廃合を中止したいならあなたは退職願、黒田さんは退学届を書いていただきたいんです」

杉「本当に第八中学はこのままなんですね？

生徒の希望通りになるんですね？」

教育長「約束します」

杉「分かりました」

校長「杉先生…」

杉「今年いっぱいで退職します。ただ、黒田は退学にしないでください」

教頭「どうしてそこまで」

杉「その代わり、絶対に学校を残してください

黒田を退学にしないでください

約束を守ってください」

教育長「もちろんです。それと、黒田さんの退学は…」

杉「お願いします、退学にしないでください」

教育長「…いいでしょう。その代わり、停学期間を伸ばします」

よかった…

俺は話が終わって急いで教室に行った

杉「決まった！決まったよ！統廃合が凍結されることになりました！」

久坂「本当に！？本当に決まったの！？」

杉「うん！」

「「やったー！」」

皆はすごく喜んだ

杉「ねぇ、皆。統廃合が凍結されたことを記念して、皆で何か盛り上がることやんない？」

「「いいね」」

沢渡「盛り上がるって例えば？」

杉「例えば…サッカー大会とか。男子と女子で皆一緒に」

「「え〜」」

杉「え？」

「「テヘッ」」

杉「びっくりした。何だよ！先生本当に落ち込んだぞ！もう！」

喜んでくれてよかった

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