�� ページ8
Aside
何 !?
先輩たちに追いやられて、いつのまにか階段の裏に追い詰められた。
やっばいなぁ...ここじゃ他の人から見えねぇ。
グイっ！
｢...ッイ｣
先輩の1人が私の髪の毛をつかむ。
先輩｢辰哉の幼なじみだからって調子にのってんなよ。まわりちょこまかしやがって｣目障りなんだよ！｣
そのまま頭を壁に押しつけられた。
ガン!!
｢ッ!!｣
･･･いたい！
先輩｢ちょっと..あんまやりすぎるとヤバくない｣
先輩｢大丈夫だって...誰にも言いつけられないよーにしちゃえばいいんだし｣
おいおいおいおい...怖いこと言わないでよ。
先輩｢今ここで誓って？もう辰哉の前をちょろちょろしないって。言えるよね..？｣
先輩が笑いながら言う。
ってか何なんだよ...そもそもおまえら誰だよ.. 辰兄の何なんだよ。
そう思った瞬間..私はこう叫んでいた。
｢やだよーだっ!! なんでなんで。おまえらにそんなこと言われなきゃなんねぇんだよ!!おまえらこそ辰兄のまわりにたかってんな!!｣
もちろん...先輩たちの顔は一気に引きつける。
嘘のつけない私の...ばか。
先輩｢何こいつ!!｣
先輩｢ありえないんだけど！｣
先輩｢香奈！やっちゃいなよ！｣
次々と罵声が飛びかう中.....
先輩｢こいつ..まじむかつく...｣
香奈と呼ばれた女が前に出てきた。
同時に私の両腕を先輩たちが押さえる。
(あ、やばい..動けない)
｢ちょっ..離せよ！！｣
先輩が5人がかりで私を押さえているためまったく動けない。
その様子を見て香奈はクスッと笑った。そして
香奈｢こいつさぁ、いっぺんやっとかなきゃと思ってたんだよね。｣
───右手を大きく振り上げた。
(やばい、殴られる!!)
───私は無意識に目をギュッとつぶった──
あ、あれ？
バッチーン!!と....
こない...??
そう思い恐る恐る目を開けると....
香奈は右手を振り上げたまま顔を真っ青にしていた。
私を押さえつけていた力も少しずつ弱くなって、自由に動けるようになった。
･･･ 何 ？？
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作者名：み る 。 | 作成日時：2020年12月21日 17時
