小さな約束【紫】 (ページ6)

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Aside

？｢え゛～～～～～～！？｣

｢しーっ！しーっ！声でかいっつーの｣

そして、今おたけびをあげたのが ...
？｢いっ、いや..まじでビックリっつーか... よかったじゃんっ!!!!｣

私の親友【渡辺奈々】と....。
？｢おめぇはホント怖いもん知らずだな...｣
その彼氏、【本田大樹】。
昨日までの経緯を話したら、さっきのナイスリアクションをくれたわけです。

｢今回はお母さんに少し感謝してるかも...｣
私がそういうと、奈々は腕を組んでうなずく。

奈々｢うんうん...さすがAのママだよね..まじ漫画の世界の話みたいじゃん！｣

だよね！この展開ありえないよね！って意味で私は大きくうなずいた。

大樹｢だなっ！おまえまじがんばれよ！人生最大のチャンスじゃんかよ！｣
大樹はそう言うと、力強くガッツポーズしてみせた。

この2人は私が中学の頃からの仲良しなのです。
だから私が辰兄をどんだけ!!好きかもだらよりもわかってくれています。
奈々は黒髪が腰まで伸びてて、モデルさんみたいに背が高くて綺麗で、何よりすっごいイイ子!! .. 本人の前じゃ照れて言えないけどっ(笑)。
大樹は今どきなカンジ！顔は普通なんだけど(笑)、雰囲気が何かもうかっこいいんです！優しくておもしろいし...この2人は本当にお似合いです！

奈々｢今までAに振られた子たちのためにも頑張るんだよ!!｣

｢えぇっ！あ..う、うん....｣

大樹｢だなっ♪...でも..｣
そう言いながら大樹は窓からチラッと下のほうを見た。

大樹｢辰哉さん...ほんっとモテるよな...｣

私もその視線の先を見る...
そこには..女の子に囲まれている辰兄がいた。

奈々｢モテるわよ...かっこいいもん...｣

友人も溜息をつき辰兄を見ながらそうつぶやく。

───私と辰兄は同じ高校に通っています。(もちろん追いかけました)。

････この学校。
この辺りでは有名な、結構偏差値の高い高校です。
かといって、校則が厳しいわけでもなく、制服もすごく可愛いので、毎年、受験の倍率は相当たかめ。
もちろん、辰兄のように余裕で合格なんてできるはずもなく....。

でも、違う学校に通うなんて死んでもいや！.....ってことで、私、死に物狂いで勉強いたしまきた。

そして、めでたく合格できたってわけです。

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