ある冬の夜のこと ページ3
「(人1)ちゃん！ 起きて降りるよ」
イヴァンの声で(人1)は起きた
あれから何時間眠っていたのだろうか
起きた頃にはもう日が沈もうとしていた
時計は１８：３５と標示している
空港から出てきて、今から菊さんの家に向かう
イヴァンさんが事前に連絡していてくれた
アンナが眠たそうに目をこする
どうやら(人1)と同じく眠っていたのであろう
タクシーに乗り、菊宅に着いた
菊は「(人1)さん、久しぶりです」と歓迎してくれた
菊宅は中庭があり広く居心地がいい
(人1)はトランクを案内された部屋に置いた後
アンナを連れて中庭に出た、
中庭には小池があり鯉が涼しげに泳いでいる
アンナは鯉を見るのが初めてのようで
瞳をキラキラと輝かせて鯉を見ている
鯉は餌を貰えると思ったのか
わらわらと寄ってきた
そこで菊さんが来て「もう夕飯ができましたよ」
と知らせに来た
菊についていくとテーブルには
ご飯、肉じゃが、豆腐の味噌汁があった
ちなみにこれは菊がつくったらしい。
味噌汁のにおいが鼻腔を刺激する
イヴァンはもう席に座って食べている
(人1)とアンナは席に座り「いただきます」といい
ご飯を食べ始めた
肉じゃがはめんつゆ、砂糖、みりんなどで味付けされていて
甘じょっぱく美味しい
味噌汁はとうふが入っている
ちょっと濃いけどこのくらいがちょうどいい
ご飯はどの種類を使っているのだろう
甘みがあり美味しい
アンナも美味しそうに肉じゃがをほうばっている
黙々と食べ続けて
みんなご飯を食べ終わったので散歩に出かけることにした
「ふぅ、食べた食べた」
歩いてると向こうからすごい速さで人が走ってくるのがわかる
(人1)は避けようとしたが避けきれずぶつかる
「いつっ…」
倒れた(人1)にぶつかった人が手を差し伸べて
「あっ！ ごめんなさい、大丈夫ですか？」
(人1)は固く閉じた目を開け声の主を見上げる
ぶつかった人はみずみずしい葉のような
緑色の瞳で髪の毛の色はグレーがかかった銀色
背は高くハーフなのか顔は外国人みたいだ
「はい、大丈夫です」
(人1)は洋服についた砂を払いながら立ち上がり返事をする
一応名前を聞いておこう
「名前は？ 」
「え？ 俺はリエーフ」
(人1)は頭にリエーフという名前を刻んだ
どの国とのハーフだろうと(人1)は思い言う
「リエーフ君どこの国のハーフ、ロシアかな」
リエーフは
「よくわかりましたね！ (人1)さんは？」と
質問してきたので
(人1)は「私もロシア人」 と答えた
ロシア語は喋れないらしい
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彩(プロフ) - ご意見ありがとうございます!!わかりました。これからもっと面白くしていきますのでよろしくお願いします！ (2015年10月5日 22時) (
レス) id: 477dc120b9 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子@世界領(プロフ) - 私は別に、第3者視点でも、主人公視点でもどちらでもいいと思います。小説は面白ければ良いのですから！ (2015年10月5日 22時) (レス) id: 5224580355 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 気軽に書き込んでください (2015年10月5日 21時) (レス) id: 477dc120b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩 x他1人 | 作成日時：2015年9月21日 22時
