最後だから、笑ってよ。 (ページ31)

今日:11 hit、昨日:12 hit、合計:86,808 hit

◯ ページ31

ジェノはスマホに何かを打ち込むと、スマホを返してくれた。

スマホに目を向けると、そこには
“僕の連絡先です。何か困ったことあったらいつでも連絡してね。”
と打ち込まれていた。

右上にはじぇのと打ち込まれており、
多分ジェノが韓国語を日本語に直して打ち込んでくれたのだと思う。

私はその気遣いにも嬉しくて、ありがとうと打ちこんだ。

そんなこんなで一限はどうにか耐えられた。

授業が終わり休み時間になり、

A「さっきはありがとう。助かったよ」

とジェノに伝えると、ジェノは (.◜◡◝)と笑っていた。

HC「はぁ。マジであのジジイ話なげーし意味わからんし疲れたぁ〜」

と、ヘチャンがジェノの机に倒れこむ姿を見て、みんな笑っていた。

さっきのジェノとの会話を聞いていたジゼルが、
「さっきはありがとうって言ってたけど何があったの？」と聞いてきた。

私はジゼルにスマホの画面を見せるとジゼルは、ニヤけながら画面を見ていた。

一部始終を見ている4人からしたら私たちが日本語でやりとりしているもんだからなんのこっちゃで、

HC「なぁ！！2人日本語で会話するのなし！！
Aは仕方ないけど、ジゼル！全部韓国語に訳せ！気になってスルーしたくてもできねぇ！！」

と痺れを切らしたヘチャンが言うと、ロンジュンもジェミンもジェノもうんうんと首を大きく縦に振っていた。

ジゼルが、少しにやけ顔になってジェノに

ジ「さっきの時間あんたらが何しとったか全部話していいんだね？」

と伝えると、ジェノは焦ったようにダメ！と叫び、

それを見たら3人が、なになに！？と気になっているようだったが残念ながら授業が始まる時間となりジェノがしっしと手で追い払っていた。