俺らのマネージャーは可愛くない 【ハイキュー】

非モテ.33 ページ2

「なんでお前ら居るの」








適度に人が彷徨く駅のホーム。









私の前に笑顔で立つ月島、日向、西谷、縁下。

特に月島。お前笑顔こえーよ









「東京、行くんですよね」

「俺らも行きます！ 」

「却下」

「ですよね」

「わかってんのに来んなよ」









投げやりに肩を落とした縁下が俯くのを見ながら、私は右手で額を抑える。









じんわり熱が伝わってくるのがわかり、嬉しいのか泣きたいのかわからないけど頭がクラクラした。









「部活は？ 」

「今日休みっすよ」

「え、澤村そんな事言って無かったけど」

「ドンマイでーす 」

「黙れ月島」









西谷とキラキラした瞳を止まっている電車に向けている。









「嫌なもの見せちゃうと思うよ」

「承知の上でって言ったらどうします？ 」

「縁下って意外に性格悪いよな」

「Aさんより歪んでる性格の人を見た事ありませんね」

「月島お前もう帰れ」









今気づいた。売店の向こう側、見慣れた顔がこっちを見ている。









「お前らはなんで隠れてんだ」









そこに向かって言うと、ばれちゃった？ と笑って出てきた菅原達。









「なんかお前、いつもより弱ってた気がしたから」

「いつもはスーパーゴリラだとでも言いたいのか」

「その通り」

「別の意味で弱りそう」

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