ヤキモチ 2 ページ8
その後
割り勘で会計を済ませ、店の前で先輩達と別れることに
遥「シンタローくんごめんね、Aちゃんも」
シ「先輩が謝る事じゃねぇっすよ」
貴方「いえいえ、お気になさらず」
遥「後で貴音に言っておくから」
背中に背負われた先輩はいつの間にかすやすやと気持ち良さそうに眠っていた
そんな姿を見つめる遥先輩の瞳は、どこか熱っぽい
あぁ、これは多分この後大変なことになりそうだ。貴音先輩。ファイトです
＊
先輩達と別れた後
2人で夜道を無言で歩きながら帰宅した
貴方「ねぇ、シンタロー」
シ「んだよ」
貴方「私に何か言う事あるでしょ」
帰り道に何か言ってくれると思っていたのだが、何も言われなかった為、こちらから聞いたのだが…
どうやら分かっていないご様子だった
全く。困ったやつだ
シ「…？榎本から助け出してくれた事か？」
貴方「ちーがーいーまーす〜」
シ「じゃあなんだよ」
本当にコイツは分かっていないのか
じゃ私が誰が他の男の人に無理矢理飲まされていて、あんなに距離が近くてもなんとも思わないのか
貴方「私が今日シンタローと同じ様な状況だったら、どうしてた？」
シ「え？」
貴方「私が遥先輩にあんな風に飲まされてたりとか」
シ「先輩はそんな事しねぇだろ」
あぁ、もう
なんでそうなるかなぁ。乙女心がまるで分かってない
貴方「じゃあ言い方変えるね。今日の貴音先輩の様に男の人に私がされてたら？」
シ「…！」
ようやく意味が伝わったのか、サーと血の気が引いていき、タラタラと冷や汗のようなものが垂れ始めた
シ「そんな事させねぇわ！！」
貴方「でも先輩としてたよね」
シ「あれはそう言うのじゃ…！」
貴方「じゃあ私もそう言うのじゃなかったらいいの？」
シ「えっ、あっいや…」
目線を泳がせ、ぐっと拳を握りしめるその姿を私は無言で見つめた
＊
ぐっ、と拳を握りしめる
そんな事、想像しただけで反吐が出る
Aが他の男と酒を飲むなんて
他の男に近づくなんて
嫉妬でどうにかなり＿＿＿＿＿
…あぁ、そういう事か
シ「…ごめんな」
そっと小さな身体を抱きしめる
優しく背中を撫でれば、ぎこちなく腕を回してくれた
貴方「ばか」
シ「うん」
貴方「ホント、ばか」
シ「…ごめん」
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ユキ(プロフ) - ☆最高☆ (2022年5月5日 10時) (
レス) @page34 id: aab5d4a87b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - _:( _ ́ཫ`):_<尊死 (2022年3月7日 14時) (レス) @page32 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - またリクエストするかもしれません！その時はよろしくお願いいたしますm(_ _)m更新頑張ってください！ネタに困ったらレスしてくださいね！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - リクエストに応えていただき本当にありがとうございます！またニヤニヤしながら見てました← (2022年2月26日 0時) (レス) @page30 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 如月将美さん» はい！そうです！バッチリです！ (2022年2月22日 23時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月将美 | 作成日時：2021年10月11日 18時
