目が行く話

カラオケ 3 ページ6

彼女と2人きりのカラオケ。つまり密室
そんな状況でこのオレが緊張しない訳もなく
…変な気持ちに、ならない訳もなく

ぐっ、と抑えているつもりだったが隣で楽しそうに歌っているAが可愛くて。愛おしくて
とうとう我慢が出来なくなってしまい、普段は絶対にしない口付けをしてしまった
…あ、顔赤いな。まぁオレも人の事言えねぇと思うけど

曲の2番が始まりそうになっても未だにフリーズしているAに声をかけると、慌ててマイクを握り直し、構える

Aメロを歌い出すが所々歌詞を間違えている姿でさえ愛おしい
そんな事を思ってしまうオレは末期だろうか

歌詞を間違えながらも最後まで歌いきったAの顔はまだほんのりと赤かった

シ「ふっ…歌詞間違えだらけじゃねぇかよ」
貴方「う、五月蝿いなぁ…！だいたいシンタローが急にあんな事するのが…！」
シ「ん？あんな事って？」

少し意地悪をしたくなってそんな事を言うと、収まり始めていた火照りが、少し増した気がした

貴方「な、何でもないですー！！」

照れ隠しなのか、隣に置いてあった鞄を投げつけられる
それはなんとか受け止め、再度オレはAに詰め寄りそっと顔を近づける

＿＿＿＿＿もう1回、あんな事…するか？


＊＊

リクエストありがとうございました
またリクエストしてくれてもいいんですよ？？？？
他の方も是非！！

最近リクエスト貰えないので直接リクエスト聞いてるぐらいなので((

ヤキモチ→←カラオケ 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す