いつかの君と 3 ページ46
コイツが言った小さい頃オレの様な反応したと言う一言に何かが引っかかる
あの時も同じようにからかわれた気がする
確かその時は＿＿＿＿＿
彼女の足元を見る
思った通りというか、変わらないというか
………震えていた
シ「…怖いなら、そう言えよ」
貴方「…え？」
そっと隣へ腰掛ける
そうだ。あの時あの子は自分の恐怖を紛らわす為、強がっていたのだ
貴方「私は、別に」
シ「震えてんじゃねぇか。強がり」
貴方「…ありがとう」
震える足を止めようと腕で抱え込んでいるが、それでも小刻みに震えていた
そんな彼女を落ち着かせようと肩に手を＿＿＿＿
先生「いや〜お前ら悪ぃ！完全に忘れて…あ」
シ/貴方「「あ」」
ガラガラとなんの予兆もなく扉が開かれた
その先にはオレ達を閉じ込めたであろう張本人が立っていた
バサバサと音を立て、書類等が落ちていく
先生「あ〜なんだ。邪魔して悪かったな。俺は何も見てない。何も見てないからな！」
くるりと向きを変え、何事も無かった様に帰ろうとするのを必死に止める
シ「ちょっ！！！まっ、待って下さい！何勘違いしてるんですか！！何も無いっすから！！！何で逃げるんですかっ！」
先生「え？あ、おう。そ、そうか。なんだ、ってきり2人で閉じ込められてとうとう我慢できなくなっちまったのかと…」
シ「んな訳ねぇだろ！」
必要に誤解を解こうとしているオレに対してアイツは何故か楽しそうだった
貴方「あははは、はは」
シ「何笑ってんだよ、お前も誤解解けよ！」
貴方「いや、だって、あは」
ひとしきり笑った後「あー笑った笑った」と満足そうに立ち上がる
貴方「じゃ帰ろっか、シンタロー！」
シ「……！おう」
その時見せた笑顔が。オレを呼ぶその声が
いつかの君の笑顔と声に重なった
シ「なぁ、A」
貴方「！……何？」
＿＿＿＿＿おかえり
いつかの君ともう一度
＊＊＊
こちらはkgprを全く知らない方からのリクエストです。
多分、と言うか、絶対ここのページを開いて見る事はないと思いますが、お礼を言わせてください。ありがとうごさいました！
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ユキ(プロフ) - ☆最高☆ (2022年5月5日 10時) (
レス) @page34 id: aab5d4a87b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - _:( _ ́ཫ`):_<尊死 (2022年3月7日 14時) (レス) @page32 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - またリクエストするかもしれません！その時はよろしくお願いいたしますm(_ _)m更新頑張ってください！ネタに困ったらレスしてくださいね！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - リクエストに応えていただき本当にありがとうございます！またニヤニヤしながら見てました← (2022年2月26日 0時) (レス) @page30 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 如月将美さん» はい！そうです！バッチリです！ (2022年2月22日 23時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月将美 | 作成日時：2021年10月11日 18時
