山姥切国広�� ページ39
「感心しないな」
明るい声が横から聞こえる。
チラッと見ると口を大きく開けていた。...食わせろってことか？
卵焼きを一口分切って口元にやると、彼は唇を尖らせた。
「違う違う。「あーん」って言ってくれよ」
『....あーん』
「あーん♡」
嬉しそうに食べる姿を見て、私も鶴丸の扱いに慣れてきたな...なんてほっこりする。
いやほっこりする基準が自分でも分かんないけど。
「光坊のとびっきり美味い料理に、主の「あーん」付き...これが美味くないわけないな！」
『はいはい。で？感心しないって言ったのはどういうことだ？』
「ん？ああ、ちゃんと聞こえてたんだな」
鶴丸は長谷部達の方を見ると小さくため息をついた。
「あいつらの事だ。きみ知ってるんだろう？長谷部達が何か隠してるってこと」
『知ってるけど....大したことじゃないし考えすぎだ』
「それのことを言ったんだ俺は！」
ビシッという効果音が付きそうなくらいの勢いで私を指さす鶴丸。
一瞬、長谷部がこっちを見た気がする...って目が怖いんだけど。
「分かってるか？きみ自身のことだぞ？もし何かあったらどうする！」
『いや鶴丸は過保護すぎる。大体、長谷部達が何か隠してるっていう証拠はないだろ』
「長谷部達が何もしてないっていう証拠もない」
『....私をいじめて楽しいか？』
「いじめてるつもりは毛頭ないが？だが...もし万が一きみが長谷部に惚れて好き勝手にされたらと思うと....」
『話の主旨がずれてる気がするんだが？』
それに、とご飯を頬張る。
『私が長谷部に惚れることは絶対にない』
「まっ、そんなこと知ってるけどな！主は俺のことが好きすぎてたまらないって」
『そうそう。私は鶴丸が好きすぎて＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿...は？』
復唱して気付く。.....私、口を滑らせたのでは？いやそれ以前に地雷を踏んだ気が....
そんな私の心配は現実になってしまうようで。
「え！？！？主、鶴丸さんのこと好きなの！？嘘でしょ！？！？俺は！？俺のこと愛してるんじゃないの！？！？！？」
「写しの俺が選ばれるわけないのは分かってる...うっ」
「こんなダメ刀、普通の神経なら選ばねぇわな...うっ」
加州はうるさいし山姥切と不動は何か申し訳ないし...っていうか
『別に好きじゃないからな！？』
「主、顔赤い」
『そこ、今すぐシャラップ』
「いい加減にしろ」
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もへ(プロフ) - こんばんは初めまして！読ませて頂きました。とても続きが気になります！これからも無理せず頑張ってください^^ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: 3a81a59490 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 88e0097a07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ@毒占欲の人 - 全部読ませて頂きました！刀剣乱舞のヤンデレって良いですね。私も同じく書いているのですが、こんなに上手く行かないです。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8c76c836b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 全話読みました。すごく良かったです！続きが気になりますし、審神者も刀剣も共依存になっているのでは？ということも思い浮かんできます。更新頑張ってください！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: 7e18d65cd1 (このIDを非表示/違反報告)
篠霧 - ヤンデレ、ありがとうございます とっても好きです。頑張って下さい。 (2018年12月13日 21時) (レス) id: 5b34b7d6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年11月12日 21時
