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南雲杏姫 ページ1
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父は言いました。
「杏姫は杏姫の好きなようにしたら良い」と。
母は言いました。
「杏姫は周りなんか気にせずに自分を信じなさい」と。
兄は言いました。
「何があっても杏姫を守る」と。
好きなものがないならどうしたらいいの?
自分を信じることはどうしたらできるの?
どうして私なんかのことを守ろうとしてくれるの?
みんな私のことを思ってくれてるのに…
どうして私はいつもこうなんだろう…
私もみんなのために動きたいのに…
私もみんな役に立ちたいのに…
いつも何も変われない…
変わりたい。
私もみんなに返したい
神様、聞こえますか?
どうか、私に1度だけ変わるためのチャンスをください。
ー人狼かくれんぼー
南雲杏姫
．
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作者名：綺星-kirara- | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/4tuki3
作成日時：2023年3月9日 15時
