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第5話-Cleome hassleriana- ページ9

リ「お兄sー」


?「おい」


リミ「「??」」



和む空気に一つの破調。


その正体は...。



ミ「どうしたの?テン。」



そう。


テンカである。



テ「どうしたの?..じゃねーだろ。時間みろ。」



そういうと、青年と少女は揃って時計を見る。



テ「いや、シンクロするな。」


リ「えへへ〜。お兄様とお揃いだ〜」


テ「いや、そうじゃなくて....。」


ミ「ふふ。そうだね、そろそろ行かないと...。」


リ「えぇ〜。もう行っちゃうの?」



少女はどこか寂しそうな表情で、兄たちを見つめる。


すると青年は....。



ミ「ふふ。リゼもそろそろ寝ないとね?」


リ「リゼ、お兄様と一緒に行きたい!」



駄々をこねる妹を..。



テ「はぁ....。ダメだ。」


リ「なんで!」


テ「(危なすぎんだろ。リゼになんかあったらどうするんだよ。)」


ミ「ふふ。心配なんだよ。僕もテンも。リゼならわかってくれるよね?」



兄二人は毎度のように妹を説得する。


しかし、妹はそれでもやめない。



リ「やだやだ!お兄様と一緒にいたい!一緒に行きたい!」


テ「はぁ...。わーったよ。今度一緒に出掛ける。それでいいか?」


リ「いいの??約束だよ??」


ミ「ふふ。テンは約束はしっかり守るよ。」


テ「あたりめーだろ。だからとりあえず寝ろ。じゃねーとなしだからな。」


リ「やだやだ!」


テ「じゃー、おとなしく寝ることだな。」



...と青年は少女の顔の近距離で悪戯っぽく笑う。



リ「う〜!!」



少女も負けじと圧(弱)をかける。



テ「あーもう!(そんな顔近づけてくるんじゃねえよ...。)」


ミ「相変わらずだね。」


リ「えへへ〜。でしょでしょ〜?」


ミ「仲良いところ悪いけど、失礼するよ。」


リ「ひゃぁっ!」



青年はそういうと少女を軽く抱え上げる。



ミ「そろそろおやすみの時間だよ?」


リ「む〜。」



少女は照れているのか少し顔を背ける。


気が付くとそこは少女の部屋の前。


青年は器用にドアを開けると、少女のベッドの近くまで歩く。


優しく少女をベッドにおろすと...。



ミ「おやすみ、リゼ。」


リ「おやすみ!お兄様。」



そういうと安心した表情で少女は眠りにつく。


少女が眠りについたのを確認すると青年は静かに部屋を...家を出る。


こうして二人の一日は始まる。




「第5話-Cleome hassleriana-」

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神薙巫亜−かんなぎみあ−(プロフ) - 確認しました!派生作品として掲載させて頂きます! (2022年9月28日 17時) (レス) id: ed67e433c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺星-kirara- | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/4tuki3  
作成日時:2022年9月28日 13時

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