肆 ページ6
Aと不死川がおこした騒ぎを聞いた産屋敷はA以外の柱を屋敷に集めていた
九名の柱がそろっているのを確認するとゆっくりと口を開いた
「今回の件についてはすべて私が悪い。最近、鬼の出現も多くて皆にこれ以上面倒をかけてはいけないという私の判断が間違いだった。本当にすまなかったね」
喋りだすなり、いきなり謝罪しだす産屋敷に柱の一同は同様をかくせないでいた
「なぜお館様が謝ることがあろうか……。今回の件はすべて二見と不死川の責任がほとんどだ…」
おなじ柱としての失態に悲鳴嶼は涙をながす
「いいや本当に私が悪いんだよ行冥。今からする話をよく聞いていてね」
居心地が悪く、ずっとうつむいていた不死川を含め一同の視線が産屋敷に集中する
「簡潔にまとめるとね、Aは二人いるんだよ」
煉獄は懸命に言葉の意味を考えているが、それ以外の柱は完全に思考が止まっている
「本当に二人いるわけじゃなくて、Aのなかに二人いるんだ。分かりやすく言うと…人格が二つあるということかな」
「また派手にめんどくさい奴がいたもんだなァ、オイ…」
「だから、今回のことについては私の剣士たちは誰も悪くない。全責任は私にある、わかったね?」
一通り話が終わると柱たちは各々散って行った
「さて…今度はAに話をしなくちゃかな?」
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作者名:もでらるZ | 作成日時:2019年9月22日 4時