無限の未来 15th season (ページ40)

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740話ページ40

【慎太郎】

「この部屋、SnowManっぽいよね。人狼部屋」

緑「っと、触ってる。高地に手縛られるよ？」

あれから、なんとかメイクでカモフラージュはできたけど、痒みは治ってないから、無意識に手が目元にいくA。

とりあえず、短めに終わらせようね！なんて声を掛け合ったところで、それがただの言葉に過ぎないのが俺たち。

ス「A、目赤いのは最初にイジってもらいな。そしたらテロップ入れるし」

「泣いたの？って？」

ス「うん、なんとかする」

じゃぁ回すね～っていうスタッフさんの声かけで、いつも通りに始まる撮影。

青「ジャニーズJr.！ドラフトゲームっ！」

「第一順…選択希望選手…読売…坂本勇人」

青「ボケんな。そしてそれ、マジモンのやつなのよ。てか…目どうしたの？」

緑「さっき高地に泣かされてた」

赤「こーち！」

黒「おい、うちのお嬢泣かすなよ？」

黄「やめろやめろ、信じるな！結膜炎でしょ？この時期は毎年じゃん」

へへへって笑って、眼帯とかつけとけばよかったね～なんてAが言ったのを、逃さずキャッチするきょもがいて。

収拾がつかなくなったぐらいで、一回ストップがかかってルール説明。

緑「耐えれなくなったら言ってね？カメラ映ってないところで冷やしたらいいし」

「ん、わかった。ありがと」

ス「そろそろ再開してもいい？」

「大丈夫です～」

1巡目から早速、お嬢は北斗とジェシー被り。

Aがじゃんけん弱いのは、俺たち全員が知ってるから、もうクスクスと笑われている。

案の定、一発で北斗に負けたAが撃沈している。

「えぇ～、じゃぁ…蓮かな！目黒蓮！」

黒「え、何？高身長への憧れ？」

「うっさいわ！見てたらわかるから」

そのあと、2巡目は高地とかぶって、またもジャン負けのA。

なんでー！なんて叫びながら、目の痒みは大丈夫そうで、俺に合図が来ることはなかった。

「あー！やっと被らなかった、阿部くん！」

緑「えー、てか俺、Aは真っ先に橋本っちゃんいくかと思った」

「構想外です」

そんな風にワイワイ楽しみながら進めるAを、俺たちもスタッフさんも、楽しそうに見守っていた。