無限の未来 14th season (ページ25)

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675話ページ25

【ジェシー】

舞台期間が終わったから、最近はYouTubeの撮影で集まることが多くなっていた。

今日もそうで、みんなでご飯食べながら、まったりな撮影だけどね。

「ジェス～」

赤「んー？あ、おっけいおっけい」

今日は、夕方から少年倶楽部の収録も入っている。

午前中にいくつか雑誌の撮影して、お昼ご飯食べながらYouTube撮って…あ、その後にツアーの打ち合わせ挟んで、そこから少クラね。

今日も、ハードです。

ただ、朝から晩までメンバーといられるのは、俺としては嬉しいし、Aも安心して仕事できるから、こういう日はいいなぁって。

「ん、できた。ジェス、これ見て」

赤「そーいうのは、北斗に頼みな？そして、Aはちょっと寝な？昨日寝れてないんでしょ？」

「んー、寝たら、ずっと寝ちゃいそう」

黒「あれ？寝てんのかと思った」

赤「ほーら。ほくちゃんも言ってる。起こしてあげるから、寝た寝た」

赤「寝れなかったの、喘息？」

黒「うん、そう。そこまで酷くなかったんだけどね。久々だったし、感覚的に気持ち悪かったみたい」

赤「ありゃ。…それでちょっとご機嫌ナナメ？」

黒「いや、そうでもない。けど…樹遅れてくるし、不安なんだと思う」

北斗の言葉を聞けば、なるほど納得っていう感じ。

あとから入ってきた大我や慎太郎も、Aの様子を見て、少し心配そうにしている。

赤「結構寝てた？」

桃「今はぐっすりだったよ。時々咳き込んでたけど、あれは大丈夫なの？」

黒「寝返り打ってなければ、多分大丈夫」

しばらくすれば、Aのところにいたらしい高地が楽屋に戻ってきて、オッケーサイン。

遅れて到着した樹にも、大丈夫だよって伝えたけど、俺が自分で見るまで落ち着かないからって、Aのところへすぐ直行。

赤「大丈夫だったでしょ？」

青「ぐっすりだった。うわぁ…撮影ギリギリまで寝かせたい…打ち合わせ一瞬で終わる？」

ス「ん？A抜きでもいいけど…それは嫌がるだろうし、呼んできてくれる？」

スタッフさんにもよく分かってもらってて、ありがたい限り。

そんなこと思いながら、俺は隣の部屋でぐっすり眠るAを起こしに向かった。