無限の未来 11th season (ページ49)

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549話ページ49

やってまいりました、横アリ…単独公演。

もちろん今日までに、合同公演でも横アリは立っていたし…でも、単独となると、急に緊張する。

青「迎えきてるよ。準備できてる？」

「ん。大丈夫」

赤「A～！」

わざわざ一度車から降りてきてくれるジェスも、今日は多分、いつもよりちょっと緊張してる。

この後、大我くんを拾って、慎を拾えば、もう横アリに着いてしまう。

わたしって、こんなに緊張するタイプだったかなって思う。

黒「A、降りるよ。いける？」

「ねぇ、なんも考えずに片足なんやけど」

黒「んー、いいんじゃない？だって、普段から会場入りは外してるんだし…」

「んだね！」

気持ちが上がって、ハイテンションなまま車を降りていく皆んなから、少し遅れて、ゆっくり車を降りる。

いつも通り、うーちゃんの手を借り、今日はほっくんに支えてもらいながら。

植田「荷物、俺あとで持って行くから、先行ってていいよ。車置いてくるね」

「いつもありがとう、うーちゃん」

植田「ほれ、皆んなんとこ行ってこい」

うーちゃんは、ここ数ヶ月でグッと距離が近づいて、とてつもなくフランクに関われるようになった。

森さんに絶対的な信頼を置いていて、ほかのスタッフさんに頼るのは苦手だったから、とってもありがたい存在。

「どーも～、坂本A、いん、よこあり？」

緑「さ！行きましょ！」

黒「あいつら、テンション高ぇなぁー。ん。ゆっくりでいいよ～」

カメラさんを引き連れて、ズンズン進んでいく皆んなを見送りながら、ほっくんと2人、ゆっくり楽屋に向かう。

TravisJapanがまだ公演をしているから、それが終わり次第、リハに入る予定。

先にみんなが会場に潜入するもんだから、私もそれについて行けば、仲良しのKis-My-Ft2の曲が聞こえる。

会場の温度感に触れて、ほんの少し上がる心拍数。

黒「なんか、フワフワしてきた」

「Aも！なんか、変な感じ！」

そんな話をしてたら、後ろから宮近が自転車で移動をしてきて、久々の宮近に嬉しくなってハイタッチ。

どんなきっかけが、どう働くかは分からないもので、このハイタッチが、少しだけ私の緊張を和らげてくれた。