447話 ページ47
【ジェシー】
赤「まだ決まってないとこ、何歌いたい？」
「でぃーもーしょんっ！」
赤「あなたさっきまでグッタリしてたの、どこいったのよ。大人しくして？」
「ジェスにそれ言われたら、終わりだね…」
慎太郎が機転を利かせてくれたお陰で、ライブの構成を考えることに変更。
話し合いが進むにつれて、徐々に体調が回復してきたAも、積極的に参加してて、ちょっとストップかけたくなるくらいで、俺たちも苦笑い。
青「せっかく真夏にやるし、夏休みだし、夏歌メドレーみたいなのやりたくない？」
桃「おー、それいいかも。それなら色んなグループの曲できるしね！」
緑「なら、盛り上がる中盤がいいかもね！」
「なんか、最後の印象としてどう残したいかって大事じゃない？どう残す？楽しい系？かっこいい系？」
赤「たーしかに」
Aの、こういう発言はすごくピンポイントに必要な場所をついていて、やっぱり俺らよりも長く、幼い頃からステージを肌で感じてきているのを感じる。
すごいのは、これを何の考えも無しに肌感で出せてしまうところ。
俺はこれを、一種のAの才能だと思っている。
真似しようと思っても、到底できることじゃないんだよね。
「例えば…今あるリストなら、夏歌メドレーで終われば、楽しい夏のひとときとして終わる気がするし…」
黒「でもこれは企画というか、別枠でやるでしょ？」
「ならそこが固まるとすれば…ｯｹﾎ…この方がスッキリして…ｯｺﾞﾎ」
赤「あははっ、A興奮しすぎ。楽しいのはわかるけど、ゆっくりでも、大丈夫だから」
どうしてもヒートアップしすぎちゃうと、体への気遣いを忘れちゃいがちなA。
それでも楽しそうに笑って、少し落ち着いたところでもう一度真剣な目を向けるAがいた。
やっぱりこの7人でなきゃダメだって、Aを見て…樹を見て、思うんだ。
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かん。(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！ (2020年11月10日 20時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月10日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2020年11月9日 16時
