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【目黒】
宮舘先生が処置を進めてくれてる最中、突然、不自然にぎゅーっと力の入ったAの体。
あぁ、多分また嫌なこと考えちゃってんな…って、すぐに察しがついた。
とはいえ、俺が初めてそれに遭遇したのは高校生の時で、その原因を知ってからはまだ数回目のことだった。
Aが、Aであることを、どこか不確かに思ってしまう瞬間。
目黒「A、だーいじょぶ。Aはがんばれてるからね。蓮も、宮舘先生もついてるからね…」
「んっ、、はぁっ…はっ、んぅ…はぁっ」
目黒「ん、上手上手。A、上手だよ」
宮舘「まだしんどそうだね…。けど、心はちょっと落ち着いてきたかな」
目黒「えっ…？」
宮舘「目黒、知ってたんだね」
知ってたというか、なんというか…気づいてしまったというのが正解なんだけれども。
Aが発作を起こし、いつもとは少し違う苦しそな顔をして涙を流したあの日。
目黒「Aがそう思っちゃうのは仕方のないことだし、なんとも言えないんですけどね。お母さんのことだって、記憶にはないはずですし」
宮舘「いや…。うん、そうだね。記憶はない。けどさ、ないけど…あるんだよ、Aには」
目黒「…ん？」
宮舘「よく、話すからね。樹も、北斗も。それに…翔太たちもかな。みんな、ちぃちゃんのことが大好きで、大切だったから。Aにも、伝えたいんだと思う」
本当か嘘かなんてわからないけど、人が幼い頃の記憶を失うのは、よくない記憶が多いから、そんな記憶を残さないために、わざと忘れるんだって聞いたことがある。
それは無意識的な行動で、きっとAだって俺だって、そんな記憶を切り捨てて生きてきたんだと思う。
宮舘「作り出された記憶だけどさ。それでも、何か感じるんだろうね、Aは」
目黒「なん、ですかね」
宮舘「でも、大丈夫だと思う。ちゃんと、目黒のこと頼れてるし」
まだ苦しそうに浅く呼吸を繰り返すAだったけど、その手はしっかり俺の手を握る。
新しい記憶を塗り重ねて、少しずつその記憶が深いところに押し込めるのなら、何か変わるのかなって。
そんな夢みたいなことを思ったりして。
そんなことでAをこの苦しさから連れ出してやれるんなら、いくらだって新しい記憶を次々に重ねてやるのに、なーんて。
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かん。(プロフ) - めめさん» いつもリクエストありがとうございます！続編�┐砲討砲�にのお話完結となります！お待たせしてしまってすみません。。またぜひリクエストいただけると嬉しいです♪これからも、田中家お楽しみいただけますように♡これからもよろしくお願いします！ (2023年1月10日 20時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ソラさん» リクエストいただき、ありがとうございました！続編にてお話完結となります。大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした(;_;)お楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、お話お楽しみいただけるように、頑張ります☺︎今後ともよろしくお願いします！ (2023年1月2日 18時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - めめさん» お待たせいたしました、続編にてお話書かせていただきました！パパメインで、少し子どもちゃんたちの出番が少なくなってしまいましたが、大丈夫だったでしょうか？(･･;)お楽しみいただけてたら嬉しいです！これからもよろしくお願いいたします☺︎ (2022年11月13日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 麻耶さん» お時間かかってしまい、申し訳ありません。続編にて、お話完結となりました！リクエスト、ありがとうございます☺︎お楽しみいただけたでしょうか？これからも、たくさんお話読んでいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (2022年11月6日 18時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - めめさん» 大変お待たせいたしました、続編にてお話完成です☺︎リクエストありがとうございました！ジェシーのお話、なかなか書けていなかったので、メインにできたことが大満足です！お楽しみいただけたら嬉しいです！いつも読んでいただきありがとうございます！ (2022年10月25日 13時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2022年6月9日 18時
