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【北斗】
ようやく足枷になっていたテストが終わりを迎えて、学校が終わるとすぐに道場に駆け込んだ。
多少なりとも勉強に充てていた時間が惜しくて、それを取り返すかのように毎日、毎日、ただ目の前の目標のためだけに汗を流した。
大会前の大事な時期である今、テストの終わりを待ち望んだかのように連日ハードな稽古が続いていた。
「…ん？」
その中で感じた、小さな違和感。
大会前の大事な今だからこそ、無理なんてしたらいけないのと分かっていた。
でも、試験期間の影響でまだハードな稽古に慣れてないだけ…などと適当な理由をつけて、その違和感を無視した俺の頭は、きっとまともに働いちゃいなかった。
黒「ｧｸｯ…ﾊｯ…ｯｸ、ｯ…ﾊｧｯﾊｧ、ﾝｯ、ｯｸ…んっ…！」
“北斗っ！”
一気に襲ってきた痛みと苦しさのせいで、完全にノックダウン。
“呼吸する”なんて余裕もなく、ただ必死に酸素を取り込むしかない俺の視界に青ざめた顔の師範が視界に飛び込んできた直後、誰かにバシバシ肩叩かれてるような気がするけど…もう意識は手放す寸前で、何が何だか。
そんな俺の意識を引き戻すかのような救急車のバカでかいサイレンの音だけが耳を突き抜け、あっという間に病院に運ばれ、最早まな板の鯉。
黒「…ﾊｧﾊｧ…ﾊｧ……ﾊｧｯﾊｧ､ﾊｧ…ﾊｧｯ、ﾊｧ…ﾊｧｯ、ﾊｧｯ、ﾊｧ…」
宮舘「北斗ー？病院着いたよ〜。前、開けるね…」
黒「んっ、ﾊｧｯ…ﾊｧｯ、ｯｸ、はぁっ…っ、ﾊｧｯ」
宮舘「北斗、もうすぐ薬効いてくるから。ゆーっくり息してて？」
“ちょっと怖いね”
“病棟誰かいたっけ？”
“部屋空けれそうー？”
かろうじて意識の中で聞こえる言葉たちに絶望を感じた。
いや、そんなの聞かなくたって、自分の状態は自分が一番よく分かってる。
薬を入れても、酸素を流してもらっても治まることのない強い痛みと、言葉にならない苦しさ。
分かりたくはないけど…今の自分の状態では、明日の試合はおろか、家に帰ることさえ許してはもらえないだろう。
黒「はぁっ…ﾊｧｯ、っ…しん、ど…っ」
そのことに気づいてしまったが最後。
必死こいてそれだけを求めてきた目標が、目の前から急にいなくなってしまったら…なんか全部どうでもよくて。
いっそこのまま…
なんて。
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かん。(プロフ) - めめさん» いつもリクエストありがとうございます！続編�┐砲討砲�にのお話完結となります！お待たせしてしまってすみません。。またぜひリクエストいただけると嬉しいです♪これからも、田中家お楽しみいただけますように♡これからもよろしくお願いします！ (2023年1月10日 20時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ソラさん» リクエストいただき、ありがとうございました！続編にてお話完結となります。大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした(;_;)お楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、お話お楽しみいただけるように、頑張ります☺︎今後ともよろしくお願いします！ (2023年1月2日 18時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - めめさん» お待たせいたしました、続編にてお話書かせていただきました！パパメインで、少し子どもちゃんたちの出番が少なくなってしまいましたが、大丈夫だったでしょうか？(･･;)お楽しみいただけてたら嬉しいです！これからもよろしくお願いいたします☺︎ (2022年11月13日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 麻耶さん» お時間かかってしまい、申し訳ありません。続編にて、お話完結となりました！リクエスト、ありがとうございます☺︎お楽しみいただけたでしょうか？これからも、たくさんお話読んでいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (2022年11月6日 18時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - めめさん» 大変お待たせいたしました、続編にてお話完成です☺︎リクエストありがとうございました！ジェシーのお話、なかなか書けていなかったので、メインにできたことが大満足です！お楽しみいただけたら嬉しいです！いつも読んでいただきありがとうございます！ (2022年10月25日 13時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2022年6月9日 18時
