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【樹】
“北斗が倒れた”
そんな連絡を受け、仕事もそこそこに事務所を飛び出したて病院に行くもまだ処置中だと言われ、病院まで一緒に来てくれたらしい師範には平謝りされて。
そばにいたらしい友達から話を聞けば、無理してるような様子はなかったって言うんだから、きっと師範さんは何も悪くない。
北斗だって、もう高校生。
今がどれだけ大事な時期かの自覚はあるはずだから、急なことに体と行動が追いつかずに言い出せなかったんだろうと、自分の中で納得するしかなかった。
宮舘「樹」
青「あっ…ほ、ほく…っ、その…」
宮舘「うん。一回、樹が落ち着こうか。ね？」
自分でも笑っちゃうぐらい頭がおっつかなくて、焦った言葉しか出てこないのには驚いた。
処置を終えて疲れきった様子の北斗は、思った何倍もグッタリとしていて、俺同様、北斗も自分の状態には驚いていて、同時にかなりショックを受けているみたいだった。
宮舘「ちょっと、向こうで話そう」
そう言われた時、あぁ…よくないんだ、なんて簡単に頭に浮かぶほど、色んなことに慣れてしまった自分に腹が立った。
あんなに悔しそうな北斗、久しぶりに見たのに…。
宮舘「察してるだろうけど…ちょっと、あの状態ではお家に帰してあげられなくて…」
青「…はい」
宮舘「北斗ここに着いた時、結構ひどい発作起こしてて。到着時のサチュレーションも、ギリギリ90保ってるぐらい。酸素入れても、95が限界で…」
青「…そ、ですか」
なっさけなく、掠れた声。
酸素も低くて、回復してくれたけど途中チアノーゼも出てて、北斗には珍しく、痛みでパニックになったのか過呼吸まで起こしたとか。
字面だけでも苦しさの伝わってくるそれに加えて、最近の北斗のことを思うと、かけてやれる言葉が何も浮かんでこなかった。
黒「…にゅ、いん？…ね、と…さん…？空手、大会…ﾊｧｯ､無理…？」
まだぐったりして、声も掠れて息も整っていない中で、絞り出すようにそう聞いてくる北斗。
しばらく入院することを伝えると、悲しそうに笑って、それから、掠れた声で“ひとりになりたい”って。
部屋を出てもどこに行くこともできなくて、扉に背を向けてしゃがみ込む、情けない父親。
背中に聞こえる息子の堪えるような涙に、何もしてあげられなかった。
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かん。(プロフ) - めめさん» いつもリクエストありがとうございます！続編�┐砲討砲�にのお話完結となります！お待たせしてしまってすみません。。またぜひリクエストいただけると嬉しいです♪これからも、田中家お楽しみいただけますように♡これからもよろしくお願いします！ (2023年1月10日 20時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ソラさん» リクエストいただき、ありがとうございました！続編にてお話完結となります。大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした(;_;)お楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、お話お楽しみいただけるように、頑張ります☺︎今後ともよろしくお願いします！ (2023年1月2日 18時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - めめさん» お待たせいたしました、続編にてお話書かせていただきました！パパメインで、少し子どもちゃんたちの出番が少なくなってしまいましたが、大丈夫だったでしょうか？(･･;)お楽しみいただけてたら嬉しいです！これからもよろしくお願いいたします☺︎ (2022年11月13日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 麻耶さん» お時間かかってしまい、申し訳ありません。続編にて、お話完結となりました！リクエスト、ありがとうございます☺︎お楽しみいただけたでしょうか？これからも、たくさんお話読んでいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (2022年11月6日 18時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - めめさん» 大変お待たせいたしました、続編にてお話完成です☺︎リクエストありがとうございました！ジェシーのお話、なかなか書けていなかったので、メインにできたことが大満足です！お楽しみいただけたら嬉しいです！いつも読んでいただきありがとうございます！ (2022年10月25日 13時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2022年6月9日 18時
