178話 ページ28
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Dr.「お。久しぶり〜。体調はどう？」
「んー、そんなに悪い感じはない…です。多分、大丈夫…やと、思う」
Dr.「ん…。じゃぁ、今日は採血とレントゲンだけやっちゃうね。今日検査して、結果見て…それで、大丈夫そうなら放射線は明日。試しに外来の方でやってみようか？」
「ん、わかりました」
いつも通り。
慣れたものだ。
採血も、放射線も抗がん剤も、何もかも…普通の高校2年生の女の子にとっては非日常であっても、骨肉腫と闘い始めて1年半がたった私にとっては、こんなのもう、とっくの昔に普通のこと。
そんな私にとって、なぜだかモヤモヤとした感情で、どこかいつも通りじゃないのは、まだ関西のことを引きずっているからなんだと思う。
まったく別々のこと。
これはこれだって、治療に集中しなきゃいけないことくらい、わかってるけど…そんなに上手く、切り替えなんてできなかった。
あっくんからは、あれから何度も電話が来ていたけど、全部無視してた。
大好きな、大切な同期のお兄ちゃんの連絡を、一切受け付けないなんて…。
そんなこと、初めて。
でも、このままじゃ…ダメ。
Ns.「Aちゃん〜、採血してもいい？」
「はーい」
Ns.「右は…んー、出ないなぁ。Aちゃんって、左利きだったっけ？」
「うん。あ…そや…。採血終わったら、電話して来てもいいですか？ロビーんとこ」
Ns.「うん、特に制限出てないし、大丈夫だよ」
あんまり長くならないようにね〜なんて言いながら、血管の出にくい右腕に一発で針を入れてくれた看護師の橋本さん。
色々あるよね…って、ただそれだけを優しく残して頭を撫でてくれる橋本さんは、初めて入院した頃から担当してくれる、お姉さんのような存在。
お仕事のことも、学校のことも、いつも話をよく聞いてくれてた。
「もしもし…？」
電話の相手は…�陲舛磴鵝�
�霤帖悗─�？A？どしたん、珍しいなぁ〜』
�陲舛磴鵑蓮�驚いてた。
「�陲舛磴鵝帖�抱えてること、言うてほしい…」
最初は、どしたどした〜？なんて、なんも抱え込んでなんかないで〜？っていつもみたいに優しく笑っていた�陲舛磴鵝�
でもここで引いてしまったら、�陲舛磴鵑�…私の原点…大好きな、関西Jr.は…ほんまに壊れてしまうと思ったから、私も引けなかった。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月7日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2020年7月14日 17時
