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【北斗】
大学ではマイナー族な俺も、ひとたび入院生活となれば当たり前に大多数に分類をされるんだから不思議なものである。
…とは、言い難いのは俺のわがままを聞いてくれる、慣れ親しんだ先生たちのおかげ。
大学生、ハタチ間近だけど…なんとなく、この場所から離れる不安が大きくて、それなら決心がつくまではと、いまだ小児科にお世話になっているから。
そんなこと考え始めたら面倒臭い思考になりそうだから、ここまでしてもらってることに感謝して、流れに身を任せるだけ。
佐久間「おっ、もう来てた」
黒「準備万端」
佐久間「そりゃ頼もしい。あ、北斗ごめん。今日の検査なんだけどさ…」
のちに続く佐久間くんの言葉に、少しだけ胸が高鳴った。
トクンと跳ねた鼓動は、決して不調の印ではなく、なんだか少し新しい感覚。
“個室、取れなくて…。相部屋でお願いしてもいい？同じ大学生の、男の子と”
元々、大部屋がダメってわけじゃない。
むしろ、お金抑えられるしできることなら大部屋がいいんだけど、昔は病状だったり、Aのことだったり、今となっては年齢的なこともあって、個室がスタンダードになっていた俺にとって、初めての経験。
佐久間「ごめんね。緊張するよね、急に」
黒「あ、いや…別に、大丈夫。ちょっと、人見知るとは思うけど」
佐久間「ハハッ！だよねぇ〜。いや、予告しようにも…その子も割と、今回の入院が急で…。北斗、入院ってわけではないから…数時間だけど、お願いしていい？」
黒「うん、わかった」
少しドキドキしながら検査室へと佐久間くんの後をついていけば、いつも通りなんだけど、やっぱりどこかフワッとしたような。
宮舘先生が少しいつもより慌ただしい感じ、その子も宮舘先生が担当なのかなって思ったり。
むしろ、お互い通院歴はそれなりに長いだろうに、よくここまで出会わずに来たものだ。
宮舘「ごめんね、お待たせ。じゃあ…始めていこうか」
黒「ん、お願いします」
宮舘「ふふっ。…そんな緊張しないで？」
黒「してないよ、検査は…」
宮舘「ん…ありがとね、北斗」
むしろ、ありがとうというべきは俺の方なのかもしれないと思うのは、一通りの検査を終えて、いつもの病室を訪れた時。
安静時間を過ごす、ただそれだけの予定だったのに。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
