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【北斗】
黒「えっ、入院？そんな悪いの…？」
目黒「あ、いや…。んー…まぁ、そこそこ悪いっちゃ悪いんですけど。でも、どっちかといえば今回の病気がっていうよりは、1型との兼ね合いとかあるんで」
黒「あぁ〜…よくあるパターンね」
もとい…我が家にとっては、よくあるパターン。
Aが入院することになったと、彼女を病院へ連れて行ったそのままの足で蓮がうちの事務所に寄ったのは、Aが体調を崩し始めてひと月ばかり経った頃。
逆に、ここまでよく持った方だと思うべきか。
青「蓮、ありがとな」
目黒「あ、いえ…全然。当然のことなんで」
黒「…なんかあった？」
目黒「あー…いや、んー…。不安、みたいで。その…赤ちゃん、のことも…あるじゃないですか。この歳んなってくると。これで、将来何かあったら…って」
青「…あー」
なんとも言えない、いたたまれない表情をした父さんの横顔が、何よりも辛かった。
“北斗はなぁ、夢なんだよ。母さんと、父さんの…夢”
いつだか、俺が生まれた時のことを、まだ若かった自分たちのことを、ものすごく優しい顔でそう言った父さんのことがどうしても羨ましくて、忘れられなかったから。
青「ちょっと今日、営業終わりにAんとこ行ってくるわ。仕事持ってくから、そのまま何もなければ面会終わりまでいるし。なんかあれば電話して」
黒「んー」
深澤「樹、振れる仕事あったら遠慮なく振れよ」
青「ん、助かります。また投げさせてもらいます！」
言葉尻が聞こえるかどうかのまま事務所を出ていく父の背中は、何だか寂しそうで。
まぁ、父さんのことだから仕事に支障が出るようなことなんてほとんどないんだけど、それでも…だからこそ、心配だった。
寂しい父の背中に、嫌な予感が募るようで。
阿部「参ってるね、樹」
黒「ですねぇ…。さすがにっていうか…気持ちがさ、分かんないんだよね。その…やっぱ、親にしかわらかない気持ち、なんだろうなっていうか」
深澤「悪い癖だよ、樹の。何度言っても…無理なのも分かるけどね。ちぃと重ねんなってのは。アイツだって、頭では嫌ってほど分かってるはずだし」
“北斗…樹が…！”
慌てた声で、岩本先生からかかってきた電話に…耳を、塞ぎたくなった。
嫌な予感なんて…当たるなよ。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
