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【宮舘】
渡辺「…りょーたぁ？」
宮舘「え、なんで…いるの、って言おうとしたけど、私服ならそういうこと？」
渡辺「ん。まぁ…。ほっとけなくてさ」
北斗…と続いた言葉に、なるほど最近の翔太の様子を見ていれば納得がいった。
思ったよりも治療の期間が長引いているのは、受験生である北斗にとっては痛手でしかなくて、なんとか調子の落ち着いている時は俺の方でも許可出して、できることはやってるみたいだけど、それでも。
渡辺「アイツ、ビビってるわ。できる範囲で勉強もやりたいけど、やって…これ以上しんどくなったり、また入院の期間伸びたりしたらって。でも、勉強への気持ちは焦ってるから」
宮舘「もどかしく、心落ち着かず」
渡辺「…そゆこと。悪循環でしかねぇ」
宮舘「なるほどねぇ…。佐久間が言ってたの、そういうことだったんだ」
渡辺「なんか言ってた？」
宮舘「長年の勘ですけど、北斗の心穏やかじゃないですって。それはわかってるのよ…っていうね」
まぁその辺が感覚だけどちゃんとわかってはいるあたり、佐久間らしいっちゃ佐久間らしいんだけど…この感覚は、きちんと把握するには翔太に頼るのが的確。
上手くバランスとって支え合ってくれているから、こちらとしてもありがたいけど。
渡辺「…桐山くんにさ、頼んだらできないかな？」
宮舘「桐山先生？」
渡辺「うん。高校生だからさ、院内学級もないじゃん。こう、テンポができないっていうか…小中学生だって、確かにいつ何があるかわからない、いまの北斗と同じ状況だけど、通えるわけじゃん。…北斗がビビってんのって、そこだと思うんだよね」
宮舘「何かあったときに、助けてもらえないってこと？」
渡辺「うん。とか、自分でブレーキかけれないこととか」
どうにかできないかな？って真剣に悩んでる翔太の姿を見れば、北斗のためはもちろんだけど、翔太のためにも、それにこれから北斗と同じ道を辿るかもしれない子どもたちのためにも、叶えたかった。
治療のせいで、必要以上の制限をさせるなんて、医師であるこちらとしてもしたくはない。
行動も、それに…心も。
宮舘「ちょっと、北斗とも話して…色々、掛け合ってみるよ。本人、望んでなければそれはそれだし」
早く退院できるのが、一番ではあるんだけどね…。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
