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【優吾】
黄「ただいま〜…」
家に帰ればリビングはとっくに静けさにまとわれていて、奥の風呂場に灯りがついてるのは、たぶん阿部ちゃんかふっか。
それ以外の2人がいる心当たりの部屋を開ければやっぱりそうで、真っ赤な顔で息荒げる北斗と、心配そうに眉を下げる樹。
黄「だいぶしんどそうだな」
青「…病院も連れてったんだけどね」
黄「北斗〜？ただいま〜」
黒「…ん」
黄「あ、ダメなやつ」
青「そ」
声かけても返事すんのもダルいのか、一言返事。
そりゃ、ダメなやつなのよ。
と、思い出すのはついさっきまで一緒にいた、Aのこと。
ほんと、似たもの同士っていうか…。
青「風邪こじらせたというか、ストレスっていうか…つかれっていうか、気の遣いすぎっていうか…」
黄「北斗？」
いつの間に眠れていたらしい北斗は、ボソボソと話す樹や俺の声じゃ、もうびくともしなかった。
眠れてたというより、完全に体力が底を尽きて眠るしかなくなった感じだけど。
青「…ずーっと気にしてんの。A、体育祭行かんのかなって。先生たちにも、結構掛け合ってるみたいでさ」
黄「北斗が？」
青「そ。ジェシーがさ、見ちゃったんだよね。そのー…夏祭りの、さ」
黄「あー…ビリビリにした花火のあれ？」
青「そうそう。諦めさせたくないし、北斗も諦めたくないみたい。自分が、楽しめた経験あるしさ。…変わんねえんだよなぁ、昔っから」
AはAで、にぃにが体調崩してんの気にしてるし…本人も本人で、体育祭までに体調戻さなきゃって焦ってるし…なぁ。
目の前のあっちい頭は、きっと自分のことなんてそっちのけで、かわいい妹のことばかりに占領されてんだろう。
俺も、かわいい姪っ子の願いは叶えてやりたいけど…かわいい甥っ子、お前のことだって無理させたくないし、心配なんだよ…なんて言葉、届かないか。
青「あ、そうだ。Aは…？」
黄「ま、相変わらず？看護師さんもねぇ、怖いみたいだから…しばらくは、俺も通うよ。…北斗が行けるようになんのが、いっちゃんいいんだけどね」
青「んだなぁ…」
Aのためにも、早く良くなってくれよ〜…って、そんな願いを込めて、もう一度あっつい頭を撫でた。
んっ…って漏れたその声が、俺への返事だと願って。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
