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【ジェシー】
赤「言ってよ…ちゃんと」
北斗にはそんな風に怒っちゃったけど、聞かなかった俺も俺。
もしかしたら、北斗が言い出しにくい空気にしちゃってたかもな…とか。
「ジェスっ」
赤「あぁ、ごめんね。お祭り、行ってた？」
「んーん。やっぱり、人混みだし。蓮が帰りに焼きそば買ってきてくれたから、それで満足。で、にぃには？」
赤「しばらく、調子悪かったみたい。これ、多分…」
黒「ん…」
俺一人での看病は自信なくて、いつもの家に連れて帰って来る前に北斗の家へ寄れば、机の上にあった薬。
処方されてたのは、俺が一人で現場から事務所に帰ったあの日で、無理してたんだなって、そんなのわかっちゃうじゃない。
「ジェス〜？…そんな、悲しい顔しないで」
赤「んー…。ヘヘッ…」
青「こいつ、たぶん楽しみだったんだと思うよ。仕事ちょっと立て込んでてさ。今日も俺の仕事手伝ってくんない？って聞いたけど、今日だけはダメって。あぁ、ついでにお前にも頼むなって言われたわ」
赤「ハハッ…なにそれ。来年も、再来年もあんのに…」
貧血に加えて、あの人混みで人酔いしてしまったらしい北斗は、一度横になったらもう起き上がるのもしんどいみたいで、俺たちにされるまま。
そのうち熱も出てきちゃったみたいだけど、そんなこと、俺よりずっと北斗のことわかってる2人に言われたら、不謹慎だけど、ちょっと嬉しくて。
赤「…どう？」
黒「…ごめん、なんか」
赤「んーん。あ、ご飯作ってくれてる。Aと、優吾さん。あぁ、あと樹さんが…」
黒「ふふっ。なに？ジェシーらしくない」
赤「…どうしていいか、分かんなかった。北斗、体調崩すなんて初めてじゃないけど…なんか、今日は…俺も、楽しみだったから。もしかしたら、北斗調子悪いかもって、無視しちゃったかなって…でも…」
黒「行けるって、思ったから行った。けど…やっぱ、俺も確信犯だったけど、思った以上の無理してたね。どんどん途中から具合悪くなっちゃってさ。…ありがと、帰ろうって言ってくれて」
ありがとう、なんて言われたら、それ以上は何も言えなかった。
だって、北斗はなぜか、満足そうな顔してたから。
赤「来年も、行こうね」
黒「ふふっ。体調、整えとく」
本当に、それだけはお願いね。
-Fin-
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
