ガラスゴシ ページ21
【樹】
青「まだ無菌室だけど、会いに行ってもいいって」
黒「うお！まじ！？」
Aに骨髄移植が必要だってなって。
真っ先にドナーに…と思ったであろうに、自分の病気に阻まれて、検査すらできなかったことを、こちらまで苦しいくらいに悔しさに嘆いていた北斗。
いよいよAが移植の前段階に入った頃からは、なかなか北斗も病院へは行けなくて、どころか、俺も。
ようやくAが落ち着いてきたから、無菌室だしガラス越しの面会しかできないけど、それでも良ければと、岩本先生から伝えられたのが、ようやく今日。
一秒でも早く北斗に伝えてやりたいけど、文字で伝えんのはなんか違うなって、すげぇ急足で帰ってきた日。
青「でも、北斗も絶対無理はしない範囲でな。お前も割としっかり病み上がりなんだから」
黒「…ちょっと安心しすぎただけだから大丈夫だって」
青「んなこといったって、久々に体調崩したんだし。それに、ずっと張り詰めててちゃんと休めてないんだから」
黒「…それは父さんだって同じでしょ？」
青「俺はいいの、強えから」
黒「ふはっ！どこがよ」
大袈裟でなく、Aの命のかかった骨髄移植。
それに、Aだけじゃなく…Aに骨髄を提供してくれる、兄貴も。
いろんな心配が募りに募って、ここ数日は俺もなかなか眠れない日が続いてて、緊張が走ったままの数日を過ごしたのは、もちろん北斗だって同じ。
ようやくAの移植が終わったかと思えば、今度はガッタガタに体調崩したのは北斗の方で、まぁ緊張の糸が切れた疲れみたいなもんだし、熱が高く出ただけだって本人はケロッとしてんだけど。
青「とにかく、お前が体調崩したらAだって、優吾だって心配するに違いないから。アイツらのためにも、お前は絶対無理すんな」
黒「わかってる、わかってる。無理はしないから」
青「あぁ、あれ。A、まだ結構熱下がんなくて、心も不安定だからさ。それだけ、ちょっと注意してあげて欲しい」
黒「あらまぁ…。頑張ってんのね、まだ」
青「んー…ね。移植できてからが本番だとは聞いてたけどさ…想像以上だわ」
黒「それでも、Aが頑張るって決めてんなら支えるしかないっしょ」
青「だなぁ…」
無理にでも前を向いていなければ、支えてなどいられなかった。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
