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【樹】
黒「けほっ、ｹﾎｹﾎｯ、ｹﾎｹﾎｯ」
青「咳出てきたなぁ〜…」
ち「ん…」
青「いや、こっちの話。寝てていいよ」
そう言って、お腹の辺りガキん時みたくトントンすれば、ぼんやりとまた眠りにつくちぃもまた、北斗と同じように嫌な咳き込みが止まんないまま。
ちぃに至っては、偏頭痛も出てる上、偏頭痛が影響したのと、まだしぶとく残るつわりのせいで、吐き気も止まんないみたいで、俺が会社から帰ってきた時にはグッタリと倒れ込んでいたほど。
連絡しろよ…って、そんな風に叱る気にもならないくらいグッタリで、心が苦しかった。
体が2つも3つもあればいいのに…。
ち「っ…！ｹﾎｹﾎｯ、ｹﾎｯ！ｾﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ…！」
青「っと…。どうする？起きる？」
ち「ﾊｧｯ…はっ、ﾊｧｯ…ｹﾎｯｹﾎｯ…ﾋｭ、ｹﾞﾎｯ…」
青「ちょっと無理か…。ん、いいよ。背中だけちょっと上げるわ。力抜いてな…」
ち「ﾊｧｯ…はぁっ、ｾﾞﾎｯ、ほ…ｹﾞﾎｯ…ほ、く…っ、ｹﾎｹﾎｯ、ｹﾎｯ…」
青「だーいじょぶ、北斗は大丈夫。それより今は自分。息止めないで…ん、そ。そのままな…。胸は？痛かったり、苦しかったりない？」
コクっと小さく頷いたちぃに、少しだけ安心。
心臓は、大丈夫そうかな…。
“妊娠中期は、ちょっと喘息ひどくなりやすいからね”
北斗を妊娠してた時も、そうだった。
発作治まらなくて、赤ちゃんどころかちぃ本人も酸素回んなくて、あわや…なんてこともあったなぁって…今思い出すだけでも、ゾッとするけど。
青「ちぃ。ちぃ？酸素、通しとこ。苦しくなる前に、つけとこ」
ち「ん…っ、ｹﾎｹﾎｯ」
黒「ｺﾝｺﾝｯ、けほっ…」
青「北斗〜、布団潜んな〜。そこ、潜ったら苦しいよ」
ち「…っ、じゅ、く」
青「ん？」
ち「ほっくん…っ、咳…ベランダ…ｹﾎｹﾎｯ…」
青「しんどいだろ。喋んなくていいから…ケータイ、打てる？」
そう言って渡したケータイに、力の入らない指で“ほっくん咳ひどいとき、夜はベランダが落ち着く”って。
星が見えるからなんだと。
青「やっぱ…母親なんだよなぁ、どこまでも…」
黒「っく…」
青「ん、よしよし」
今日は…寝れるかなぁ…。
そんなこと考えた俺を叱るように、ツキンとこめかみに痛みが刺した。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
