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【樹】
渡辺「おっ、パパ来たじゃん」
青「ご機嫌ななめ？」
渡辺「今ちょっと、副作用出てきちゃってさ。しんどいんだよなぁ」
しょっぴーに背中さすってもらいながら、咳き込んだり、苦しそうにその背中丸めたり。
手術終えてから、思うように血糖のコントロールがうまく行ってなくて、そこへ来て、かなり下がってしまった免疫に容赦なく襲いかかる感染症。
家族以外との面会にNGが出てしまうくらいには、体調が崩れてしまっていた。
ここまで体調崩れちゃってると、俺もさすがに心配で、家に帰ったって…とは思うんだけど、実はあいにく北斗もタイミングが丸かぶりで体調不良。
どうしてやるのが正解かなぁ…。
「ｺﾎｯ…ｹﾎﾝｯ……ｺﾝｺﾝｯ、ｺﾎｯ…ｹﾎｯ……ｽｩ…ｽｰ………ｾﾞﾎｯ」
渡辺「っと…大丈夫？」
「ｺﾎｯ…ｺﾎｯｺﾎｯ……ｹﾎﾝｯ…ｾﾞﾎｯ、ｹﾎﾝｯ……ｾﾞｪｯ… ｹﾎﾝｯ、ｹﾎｯｹﾎｯ…ｺﾝｺﾝｯ…ｾﾞｪｯ、ﾋｭｰｯ…」
青「おーおー…。Aー？一回起きよっか」
渡辺「あれ、起こすわ。樹、こっちお願い」
青「Aー？パパ、ここいるからね」
今日はどうにかしてAのところに泊まろうって、そう決めた。
何日か前に、数年ぶりの大きな喘息発作を起こしてしまったA。
原因は…ストレスだった。
せめて、俺がそばにいることで、ほんの少しでもそのストレスを軽くしてやれたらって、そんなんで変わんのか分からないけど、今はできることを、なんでもしたかった。
もちろん、それは北斗にだって同じだけど…悔しいけど、俺の体はひとつしかないから、今は。
青「しょっぴー、俺、今日泊まるわ」
渡辺「え、でも北斗まだ微妙なんじゃないの？」
青「そうだけど…でも、これは…」
渡辺「…分かった。手続きだけしてくる。A、任せていい？」
青「ん、ありがと」
2人きりになった部屋は、夜が近いこともあって、静かすぎて少し寂しい。
いつもは、優吾や北斗がいつも顔を出してくれてたから。
「パパ…」
青「ん？どした？どっかしんどい？」
「…に…っ、ｹﾎｯ」
青「んー？…にぃに？」
「っ、ｹﾎｯ…に、に…っ、ｹﾎｯ」
青「…ん、にぃにも頑張ってるから。Aも、頑張ろうな」
隠したって、不思議なシンパシーのある2人には…。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
