君は君だよ ページ1
【優吾】
夏休みど真ん中ってこともあって、ちょっと体のメンテナンス…ってわけじゃないけど、久しぶりにAのこと以外でも病院通いを続けていた北斗。
もちろん、術後でまずまずメンタル的にもやられてるAのことを放っておける北斗でもないし、当然の如くそれは、“追加事項”になるわけ。
いくら夏休みといえ、自分の治療もして、妹のサポートも続けてってなれば、心労は祟るに決まっていて、ピークを迎えたその頃、拾ってしまった、俺ら大人で流行ってしまった夏風邪。
深澤「ごめんなぁ、北斗。しんどいよな…」
黒「…ぁ、ふっか」
深澤「熱、まだ下がんないか…」
黄「そこまで高いわけじゃないんだけどね…なんとなく、いや〜な微熱続いてるって感じ。
黒「ん…へーき…」
黄「ま、ちゃんと治るまではゆっくり休みな。樹…は、病院行ってっからあれだけど…俺らはさ、誰かしらがちゃんといるから。な？」
今日は俺が休みだよって伝えれば、フニャッと笑ってる姿は、最近の北斗にはあまりに珍しい。
その珍しさが、なんとなく俺には怖いんだけど…。
“A、だいぶ調子悪いから今夜泊まってもいい？”
そんなメッセージを送ってきた樹に、実は北斗も…なんて言うことはできなくて、とりあえず家のことはなんとでもなるし、今は樹の思うようにしてもらうとして。
阿部「微熱、続いてるんだって？」
黄「んー…ずっと、7度5分くらいでウロウロ。疲れてるだろうし、慣れてるだけマシなのかなぁ…」
阿部「Aは？」
黄「ダメみたい。樹、今日泊まるって」
阿部「…そんなに？」
黄「まぁ…術後だしね。メンタルも、しんどいんでしょ。思ったより体の回復も遅いみたいだし。堪えちゃってるかなぁ…」
阿部「そっか…。一つひとつ、だね。北斗には、俺たちついててあげられるし」
そう。
だから、この時は全然やっていけるとは思ってた。
だって、いっても北斗も、もうほぼ大人の大学生。
俺たちだって、10年以上一緒に暮らしてきた家族なんだから、なんとでもできると思った。
黒「…ごめ、ゅご。おれ、ダメかも…」
この親子、へたる時の頼り文句は同じらしい。
ダメかも、って。
認めたくないんだろう、きっと。
妹の方が、もっと…ってさ。
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かん。(プロフ) - 真奈、さん» 申請いただきありがとうございます。リクエストに関しては全て対応をしている認識です。ご確認をいただけますと幸いです。作品を好きになっていただき、ありがとうございます☺︎今後とも、よろしくお願いいたします！ (12月1日 11時) (
レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - ご連絡ありがとうございますPrivatterでのフォロワーのみだったんですね…。逆に今からフォロしても承認されれば読むことは可能ですか？ 勝手ながら、早速フォローさせてもらいました。確認いただけると助かります、 (11月30日 23時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» なお、本編については全てPrivatterでフォロワー限定公開をしており、他の方もそちらでお楽しみいただいております。わざわざ、このために新たなアカウントを作成いただいた方も多数おられる中の個別対応は公平ではないと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 真奈、さん» コメントありがとうございます。本編に関しては皆さま統一のルールのもとパスワードは一切公開しないことをお伝えさせていただいておりますので、個別であってもパスワードはお伝えいたしかねます。申し訳ありません。 (11月30日 7時) (レス) id: 6c35b9b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
真奈、(プロフ) - いつも楽しみに読んでます。本編をまた最初から読みたくなってしまいました。こちらに書くのは大変申し訳ないのですが…。もしよろしければパスワードをメッセージ等でいただけると嬉しいです。ご検討お願いします。 (11月30日 0時) (レス) id: 300884fa2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年8月20日 22時
