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【樹】
青「は？え？あ、はい…っ、すぐ行きます！」
あべべが体調崩して、師匠と2人で事務所回して、それでも少し長引いてるあべべの不調に、色んな仕事を回したり捌きはじめたそんな頃。
幸い、家のことは北斗とAとで協力してくれてるし、兄貴もこの時期は仕事早めに切り上げられるからって、手が回らない、なんてことはなかった。
なかったから、油断したかもしれない。
“深澤くんが…”
師匠のお得意さんからの電話。
一瞬頭が真っ白んなった。
黒「父さん？」
青「…悪りぃ、北斗。家のこと、頼む！あと、あべべのことも！」
黒「えっ、ちょ！ねぇ、父さん！ちょっ、落ち着いて！…そのまま運転したら、事故する。…なにがあったの？そんな慌てるなんて、そんな状態でキー持ってるなんて、らしくない。キー貸して？俺が運転するから」
一回落ち着こ、なんて北斗に諭されて、ようやくテンパった自分を客観視できた。
笑えるぐらいに、焦ってた。
確かに、らしくない…いや、北斗やAの前ではなるべく見せてないだけだ。
とはいえ、事態が事態。
とりあえず北斗に説明しながら、自分を落ち着けながら、家を出る準備。
黒「んで、なにがあったの？」
青「山岡さんとこから連絡あって…」
黒「山岡さんって…今日、深澤くんが行ってるとこ？」
青「そ。…熱中症で、搬送されたって。だから、病院」
黒「…は！？」
ほら、お前だってその反応だろ？なんて。
ことを飲み込んだ北斗は、慌てながらも冷静で。
でも、隣でグッと北斗がアクセルを踏み込んだ気がした。
黒「うわ…」
青「あちゃ…」
深澤「…面目、なぃ」
藤ヶ谷「ま、完全なる熱中症。脱水ひどかったから、痺れとかもひどかったと思うけど…だいぶ楽んなった？」
深澤「あー…まぁ…」
藤ヶ谷「入院するまでじゃないから、帰ってもらう分にはいいけど、しばらく仕事はセーブしなね。無理しすぎないこと。おけ？」
こればっかりはね…って、藤ヶ谷先生も苦笑い。
師匠は平謝りだけど、申し訳ないのは俺の方。
大事な、大事な従業員。
社長として、こんな事態にしちゃったのが、どうしても申し訳なくて。
黒「落ち込んでる場合じゃないよ、父さん」
北斗の言葉がなかったら、どこまでも沈んでしまっていたかもしれない。
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かん。(プロフ) - 黒loveさん» リクエストいただきありがとうございました！お待たせいたしました、短編集��にてお話完結となります。ありがとうございました！ (10月29日 15時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - かん。さん» 書いて下さりありがとうございます!!これからも応援してます😊 (9月21日 21時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 佑妃奈さん» リクエストいただきありがとうございました☺︎イメージ通りにできていますでしょうか…？お楽しみいただけていたら嬉しいです！いつも応援していただけて感謝しております！これからもよろしくお願いします！ (9月20日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ちぃぷーさん» リクエストいただき、ありがとうございました！都合により、一旦パパに振ってしまいましたが、この後別のリクエストでこのお話を引き継いで佐久間くんに登場してもらう予定なので、ぜひそちらも引き続きよろしくお願いします！ (8月31日 12時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
黒love - いつも見てます!リクエスト失礼します。ほっくんが髄膜炎の治療中の話が見たいです。お願いします (7月25日 19時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年5月18日 12時
