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【樹】
“なんか、胸ザワザワしてやだ。にぃに、なんかあったのかなぁ…大丈夫かな”
阿部ちゃんの焦った声が聞こえてきたのは、Aがそんなこと言った直後だった。
でも幸い、みんな焦ってはいたけど冷静に対処さえできればって感じで、大事には至らず。
とはいえ、副作用の出やすい北斗に運転させんのは酷だから、残りの打ち合わせはジェシーに頼んで北斗だけ先に迎えに行けば、まさかの出来事でダメージ喰らったのか、車ん中で 心なしか しょぼくれていた。
青「病院行くほどじゃないだろ？」
黒「ん。…予想外に、酷くむせた…ってぐらい」
青「んじゃ、そんな しょぼくれてんなよ」
黒「だって…」
青「なに？お前今日そんな調子悪かったの？」
黒「いや…そうでも。なんとなく、本調子ではないけど…別にそこまで調子悪い感じもなかった」
青「だべ？んなら、そんな落ち込まなくてもいいだろ。ましてお前、そんな微妙な違和感でもジェシーにも申告してたんだし。砂埃吸ったなんて、タイミングだよ、タイミング」
ほんとお前、運ねーなって笑えば、不憫なのは昔からですから、なんて冗談返す余裕も出てきたみたいで一安心。
気をつけてたって、どうにも元々生まれ持ったものは取り替えようがないから、仕方ないことだってある。
別に、それを誰が責めるつもりだってないんだから、Aも北斗も、自分が精一杯生きてるんなら、堂々としてて欲しいのが俺の願い。
青「あ、そーいやさ。Aが、胸ザワザワする〜って。お前になんかあったかもって、そう言った直後だったのよ、お前が砂埃吸ったの」
黒「え、マジ？なにそれ…怖っ…」
青「な、マジあれはビビった」
黒「あー…でも、俺も昔たまにあったかも。なんか、嫌な感じして、Aが調子崩すの」
青「ふーん…不思議なことがあるもんだ」
虫の知らせ的なやつじゃない？なんてボソッと呟いた北斗は、まだちょっとダルさが残るのか、シートにしっかり体を預けて、大きく息を吐いた。
そのまま車を走らせてれば、発作で疲れたのか、いつの間にか寝息立てていて。
チラッと見えた寝顔は、子どもん時から変わらなかった。
青「たまには、いっか…こんな日も」
その寝顔が名残惜しくて、少しだけ遠回りをして事務所に帰ったのは、俺だけの秘密。
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かん。(プロフ) - そらんさん» リクエストいただきありがとうございました☺︎短編��にてお話アップさせていただきました！大変、お待たせいたしました。これからも、作品共々よろしくお願いいたします！ (7月30日 22時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - さくらさん» リクエストいただきありがとうございました！続編にて、お話書かせていただきました☺︎おまたせしてしまい、すみません。。また、他のお話もお楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (7月3日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ピンクBlackさん» リクエストいただきありがとうございます！お時間いただいてしまいすみません。。続編にて、お話完結となります☺︎お楽しみいただけていたら嬉しいです！ (6月11日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
そらん - いつも楽しく読ませていただいてます！かんさんの小説が大好きです！リクよろしいですか？のせいでもないし、誰にもどうしようもの続きで、ルンバ−ルで痛くて過呼吸起こしてしまうのをもし書けたらでいいのでお願いします！ (5月12日 2時) (レス) id: 586b465d2d (このIDを非表示/違反報告)
さくら - リクエストさせていただきたいです!!本編の220話でほっくんがdtskと詰所に行ったかと思いますが、その詰所でどんなこと話したのかとかどんな時間過ごしたのかのお話お願いします。昔の甘えん坊になってる感じなのかなっておもいます。特にskには甘えてそう (2023年4月18日 22時) (レス) id: 3f90d4971e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年1月5日 21時
