明日がんばる、それもあり。 ページ21
【北斗】
“悪りぃ、A迎え行ってもらっていい？”
午前の講義終わり、父さんからのそんなメッセージに即レスして、一旦家で車に乗り換えて向かうのは、妹の通う高校。
母校でもないのに通い慣れてしまったこの場所で、いつものように後者に一番近い駐車場を借りて、保健室までの道のりも、見慣れた景色。
黒「こんにちは〜、田中でーす」
桃「おっ。A〜、にぃに来てくれたよ。起きれる？」
京本先生に声かけられても、“ん〜…”って、カーテン越しにしんどそうな声が聞こえてくるだけ。
これは相当調子が悪いパターンかもしれない。
桃「…北斗、時間ある？落ち着くまでちょっと待った方がいいかも。ついでに、行けるなら帰り病院も直行してあげてほしい」
黒「あー…っ、おっけーっす」
桃「なんか、ここんとこ嫌な感じ続いてる？」
黒「ん〜…結構、ギリギリで耐えてるって感じはあるかなぁ…。テストとか部活とか最近忙しかったみたいで、疲れも溜まってるだろうし」
桃「なるほどね、確かにそんな感じかも。…お、どう？帰れそう？」
「ん…」
黒「いいよ、荷物にぃにが持つ。背中乗る？」
口を閉じた袋が傍にあった感じ、保健室来てからもだいぶしんどい思いしたんだろうってことを察した。
なるべく振動にならないように、車で寝かせてからも、万が一があってもいいように、袋だけは持たせて普段以上の安全運転。
黒「しんどかったら言ってよー？」
「ん…。に、に…」
黒「え、なに？もう？」
「んーん…病院…？」
黒「そうだよ、にぃに一緒に行くから。今日しょっぴーも外来にいるって」
「ん…」
言葉少なに目を閉じたAは、随分ぐったりとしたままなんとか診察を終え、診断された結果はインフルエンザも陰性で、疲れで免疫下がったところに風邪でも拾ったんだろうと。
まぁ、ただの風邪でも侮れないのがうちの妹なんだけど。
渡辺「喘息とか、樹いない間にひどくなるようなら電話ちょうだい。俺、もうすぐ上がりだから」
黒「ん…もしかしたら、お願いするかも」
高校生になってしばらくは体調も大きく崩れることは少なくて、それこそ、やっぱり中高一貫で変化の少ない学校選んでよかったね、なんて言っていた矢先のこと。
こんなぐったりさんは、何かあったら俺だけじゃ…。
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かん。(プロフ) - そらんさん» リクエストいただきありがとうございました☺︎短編��にてお話アップさせていただきました！大変、お待たせいたしました。これからも、作品共々よろしくお願いいたします！ (7月30日 22時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - さくらさん» リクエストいただきありがとうございました！続編にて、お話書かせていただきました☺︎おまたせしてしまい、すみません。。また、他のお話もお楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (7月3日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ピンクBlackさん» リクエストいただきありがとうございます！お時間いただいてしまいすみません。。続編にて、お話完結となります☺︎お楽しみいただけていたら嬉しいです！ (6月11日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
そらん - いつも楽しく読ませていただいてます！かんさんの小説が大好きです！リクよろしいですか？のせいでもないし、誰にもどうしようもの続きで、ルンバ−ルで痛くて過呼吸起こしてしまうのをもし書けたらでいいのでお願いします！ (2023年5月12日 2時) (レス) id: 586b465d2d (このIDを非表示/違反報告)
さくら - リクエストさせていただきたいです!!本編の220話でほっくんがdtskと詰所に行ったかと思いますが、その詰所でどんなこと話したのかとかどんな時間過ごしたのかのお話お願いします。昔の甘えん坊になってる感じなのかなっておもいます。特にskには甘えてそう (2023年4月18日 22時) (レス) id: 3f90d4971e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年1月5日 21時
