アナと雪の女王３ (自作オリジナル小説)*°。～続編～ (ページ6)

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アナ「おやすみエルサ」

エルサ「おやすみ。」

夜になり、女王と王女もお休みになる時間だ。
護兵は24時間体制で見守りをするため、夜はない。だから眠気と戦争をするのだ。

ローズマリング(模様)をあしらった静かな廊下で二人は別れた。
当たり前だが子供の時のように同じ部屋ではないのだ。

アナはエルサが扉を閉めて部屋に入るところを見送った。
どこか寂しい気持ちになった。
なぜだろう。何か思い出した気がする。

それでもアナは自分のベッドに入ったあと、窓からもれるオーロラを眺め、
安心した。

だって明日は、いや、これからずっと扉は開きっぱなしよ。
これから外の世界で楽しく生きていける。

アナはエルサがあのまま部屋から出て来なかったことを思い出して、どうしても不安になったのだ。

そうなるのも無理はないだろう。

でもアナは少し安心したのか、旅の今までの疲れを癒すように、ぐっすり寝入った。