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5 城内での食事 ページ5
日が沈み、すっかり暗くなったアレンデールは、明るい城の灯りを、家々が取り囲むように点々と光っていた。
そしてアレンデール城は夕食の時間だ。良い匂いが、食事の場を包みこむ。
エルサ、アナが大きなテーブルについた。
アナはいつだって落ち着かないのだ。しかし、いつ何処かの国の者と一緒に食事するかわからないので、自分で静かに座っていた。
城に仕える者たちも座り、飯使いたちが食事を運んできた。
前菜、スープなど、少しずつ。それでも肉料理の羊を甘めのタレで焼き上げてベリーのソースを添えたものは、たまらぬいい香りがして、ついつい、かぶついてしまった。
アナはナプキンでそっと口の周りを拭く。。
スイーツには気をとられ、大好きな生チョコとシャンパンを飲み食いした。
お腹と心を満たした城での夕食。
食後の談話も楽しみ、またあの時のように暖かかった。
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作者名：中村 雀 | 作成日時：2015年4月25日 11時
