君で染まっていく日常 ページ25
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さむ、と、肩を竦めて歩く帰り道。
あぁそういえば飲み物何も無かったな。
買って帰るか。と、ちょうど目の前に見えた
コンビニに足を踏み入れる。
カゴを片手に店の奥へ進み、
常備しているジンジャーエールを手に取った。
1本、2本、·····4本くらい買うか。
それからふと目に留まったのは、Aがいつも
飲んでいるオレンジジュース。ほぼ無意識にそれを
手に取りカゴに入れて、次は適当につまむものと、
(あ、これ)
陳列してあったお菓子。
これもよく、Aが食べてるやつだ。
美味しいんだよ、そう言ってたっけ。
手に取って、意味もなく裏返して見たりして
結局それも、カゴの中に入るのだけど。
(·····小腹空いたな)
このままだと寝れそうにない。
帰って作るのも面倒だし、適当に何か買うか。
惣菜コーナーへ向かうと、綺麗に並んだおにぎりを
左から順に流し見していく。
(····Aが好きなやつ、)
あ、また、だ。
また、Aの顔が浮かんだ。
·····結構重症じゃないの、俺。
｢··········｣
何、してんのかな。今。
てか今何時だっけ。スマホをポケットから
取り出して確認すると、まだ寝てないだろうと
思われる時間だった。電話したら、出るかな。
何、どうしたの、ってビックリされそうだけど。
｢·····あ、A？｣
『え、何どうしたの』
｢ぷっ、｣
『遼大くん？』
履歴からAの名前を遡って、
いや、遡るも何もすぐ見つけたけど。
3コールもしない内に聞こえた、Aの声。
案の定、何どうしたの、って言うから
それがおかしくて思わず笑ったじゃんよ。
｢何おにぎり食べたい？｣
『え？うーん、シーチキンかな』
｢だと思った｣
『え、何どういうこと？』
あぁやっぱりAはAだな、って
自然と口元が緩んでしまう。指名された
シーチキンのおにぎりをカゴに入れて
じゃあ後は、会計するだけだ。
｢A｣
『ん？』
｢····明日さ、時間ある？｣
(出来ることなら今すぐにでも会いたいけど、)
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N(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいていました。そんなことがあったんですけね、、悲しいですが。。ありがとうございました！読めて良かったです！ (2020年3月11日 4時) (
レス) id: 80d05f879c (このIDを非表示/違反報告)
あいおば - そうなんですか…心中お察し致します…。いつも楽しませて頂いておりました。どうもありがとうございました。今までのお礼を込めて。 (2020年3月10日 14時) (レス) id: 6d6dcef09a (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しく読ませて頂きました。こらからは読者としてよろしくお願いします。 (2020年3月10日 12時) (レス) id: ff3c4dbaf4 (このIDを非表示/違反報告)
N4(プロフ) - お疲れ様でした。azuさんの書かれる作品はどれも素敵で、何度も何度も読み返したくなるほど大好きです。もう読めなくなってしまうのは残念ですが…。どうかお元気でお過ごし下さい！幸せをありがとうございました！ (2020年3月10日 11時) (レス) id: fdeaa7cc36 (このIDを非表示/違反報告)
Fumi(プロフ) - お疲れ様でした。素敵な作品を読ませて頂き本当にありがとうございました。これからはゆっくりなさってください。 (2020年3月10日 8時) (レス) id: a819d28f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：azu | 作成日時：2020年1月2日 1時
