その瞳を独占したかった＿niym ページ1
×後輩芸人
同期って、やっぱり特別だと思う。実際自分でも思ってるし、意中の人、…新山さんからもそれをひしひしと感じることが多い。
今もまさにSNS越しにそれを感じていた所で、スマホをテーブルに伏せながら自分も机に突っ伏した。バタン、と思っていた以上にスマホが大きな音を立てたがどうでもいい。…はぁ。いいなぁ同期。私も新山さんと同期が良かったなぁ。
「何してんの」
「！」
頭上から降ってきた声は新山さんのものだった。バッと頭を上げると、ふは、と笑われてしまう。……う、やめてくださいその笑顔。可愛すぎる。好き。なんて言えないけど。
「デコ赤なってるし」
「…いいんですよ私のデコなんて」
「何か悩んでんの」
えぇそりゃもうあなたの事で悩んでますよ。とも言えず、ネタの作成に煮詰まっているのだと返す。これも本当のことだった。
「そっかAが作ってるんやっけ。煮詰まる時ってあるよなぁ、俺もあんねん。うわ、何も思い浮かばん！って時」
「そういう時どうしてます？」
「大まかな設定だけ石井に投げてとりあえずやってみるかな」
それで実際出来ちゃうんだから、この人たちは本当に凄い。新山さんは好きな人でもあるけれど、尊敬出来る先輩だった。実際、以前何かのアンケートで尊敬している人に新山さんの名前を挙げたことがある。
「気晴らしに飯でも行かへん？」
「へ？」
「もう今日の出番終わったやろ」
それは突然のお誘いだった。何で出番が終わったことを知っているのかとか、他に誰か来るのかとか、そんな事聞くより先に首を縦に振って了承していた。断るわけない。だって初めて誘われたんだもん。
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「Aと飯食うの初？」
「前に結構な人数で飲みに行った事はありますよ」
「そうやったっけ」
店の奥のカウンター席に並んで座りながら、新山さんがそう切り出した。
あの時、別に示し合わせた訳でないのに何となく同期で固まっちゃって新山さんとは全然話せなかった。楽しそうに笑う横顔を離れた席から見ているのが精一杯で、今日のA全然面白くないねと永見くんに辛辣なツッコミを貰ったくらい。
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あず(プロフ) - りほさん» りほ様、コメントありがとうございます！申し訳ございません、リクエストはsykのみ受け付けております…！skmtさんを書かれている素敵な書き手様は沢山いらっしゃるので、そちらにお願いされると良いかと思います🙇♀️ (3月13日 20時) (
レス) id: de1b10e721 (このIDを非表示/違反報告)
りほ - 可能であればﾏﾕﾘｶ阪本くんお願いします。 (3月13日 19時) (レス) id: 699054d884 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - こっちさん» こっち様、コメントありがとうございます！isiさんの作品を褒めて貰えてとっても嬉しいです🥲🤍片方に偏りがちなのでもう少し頑張って書きますね…！またぜひ読みに来てください〜！ (3月13日 18時) (レス) id: de1b10e721 (このIDを非表示/違反報告)
こっち(プロフ) - はじめまして。たまに書いてくださるisiさんがほんとにステキで毎回キュンキュンしてます✨✨これからも応援してますね🖐️ (3月13日 1時) (レス) @page44 id: c0844398d9 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - まめさん» まめ様、コメントありがとうございます！わ〜〜嬉しいです…！🥲🤍励みになります。もっと刺さるお話が書けるように頑張ります🌟 (2月25日 12時) (レス) @page7 id: de1b10e721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず | 作成日時：2024年2月23日 10時
