よぉ暇人【レイクレ】 (ページ12)

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「…？」

視線を感じて目を開ける。
どうやらAのことを寝かしつけたあと自分も一緒に眠ってしまったようだ。

目の前には携帯を構え、にやにやとこちらを見るメンバー達。

「あ、起きた」

まだ頭はぼーっとしているがこいつらに面白がられて写真を撮られていることは分かった。

「撮んなやぁ」

寝起きの声を振り絞って呟き、撮影を止めさせようと手を出すが虚しく空を切る。

「随分仲良しじゃないですかぁ」

まだにやにやしているたかしの煽りを無視してAを起こす。

「Aー？起きれそう？」

「ん…」

俺の声で目を覚まし、ねぼけ眼で膝から起き上がる。
周りを見渡すと目の前にはメンバーがいて、
膝枕を見られていたことを理解したらしくみるみる顔が赤くなっていった。

「…最悪や」

「気持ちよさそうでしたねぇ」

「だまれ…」

Aは恥ずかしそうにてっちゃんの煽りを一蹴りして部屋を出た。おそらく顔を洗いにでも行ったのだろう。

照れちゃって可愛いなぁ

「…おい、ドヤ顔すんな」

「羨ましいやろ」

あんなかわいいやつが俺に体預けてたんやで、と全世界に自慢したい。

「羨ましすぎるから写真晒しとくわ」

「どういうことやねん笑」

インスタを開くとどば師匠がストーリーを上げていて、見てみると案の定俺らの膝枕写真だった。

ストーリーをスクショした画像に結婚しました。という文字を載せて自分も投稿した。

後々、それらを見たAに怒られたのは言うまでもない。

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