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朝、目覚ましよりも先に目が覚めたからなんとなくはやめに自宅を出た。
最近は天気が良くない日が続いているからそろそろ青い空が恋しくなる。
スタジオで編集でもしようとドアを開けるとすでにAがいた。
「Aおはよ」
「ともやんおはよ〜 はやいね」
「お前もな笑」
目ぇ覚めちゃったんよね、と言いながらまだ眠そうなとろんとした目でこちらを見る。
「目ぇ覚めたっていうかそんな寝てんのやろ」
「、、ばれた?」
Aは昔から寝つきが悪い。誰かが隣にいないと安心して寝られないらしい。
「しゃーないな、ほら」
ソファに座り、Aの頭を自分の太ももに持ってきて膝枕の体勢になる。
頭を撫でてやると、ありがとぉ、と力のない声で言いい寝息を立てて寝始めた。
以前までは心配で頻繁に家に泊まりに行ったりしていたが、最近はバスケブランドの立ち上げやらなんやらで忙しく家に行けていないことが多かった。
なんか、昔からほっとけないんよなぁ
暇つぶしに目の前にあるさらさらの髪を適当にとって三つ編みをする。
起きたら怒られそうだけど膝をかしてやってるんだからご愛嬌で。
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あいう - 面白いからいっぱい更新してほしい!!です (3月27日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
か - 最高 (1月30日 11時) (レス) @page30 id: 4b027b8348 (このIDを非表示/違反報告)
す - 大好きです!面白すぎました!!更新お願いします!!お願いです、!! (11月16日 23時) (レス) id: 25b83695bb (このIDを非表示/違反報告)
ほえ - 更新待ってます!頑張ってください (2021年11月19日 16時) (レス) id: c9c36d94f1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴舞しゅん(プロフ) - 応援してます! (2021年10月25日 16時) (レス) id: 94c5de59b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:4したか | 作成日時:2021年8月16日 5時