よぉ暇人【レイクレ】 (ページ29)

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よぉ暇人。辰巳です。

今日はいつもより少しだけスタジオが片付いてます。
片付いてるっていうか、物を部屋の外に出しただけやねんけど。

そういう時は大体この企画。

「気配かくれんぼ〜〜！！」

いつものたかしのタイトルコールから始まり、

「前回、前々回も師匠が鬼やったんですけど、今回も師匠鬼でやります」

「師匠金ないんでね」

というこれも毎度の件(くだり)を挟む。

師匠は度重なる男気ジャンケンによって破産寸前。

男気ジャンケンなんてもんを思いついた奴はよっぽどジャンケン弱かったんやろうなぁ、なんて。

「さ、隠れていきましょー」

たかしの声掛けと同時にどば師匠を部屋の外に追いやる。

「どこ隠れよかなー」

そう呟きながらAが辺りをうろうろしている。

こいつは体がちっちゃいから隠れやすいはずなのに、残念ながら頭が悪いのでバレやすいところに隠れて案の定見つかってしまう。

そもそも回数を重ねれば重ねるほど、隠れるところなんて大体予想がつくもんだ。

「ここいいんちゃう！？」

と、たかしが隠れ場所を決めたのをきっかけに他のメンバーも続々と隠れる場所を決めていく。

良い隠れ場所が早い者勝ちで取られていく様子をみて焦るA。

「やばい、ほんまにどうしよ。てっちゃん隠れるとこ決まった？」

「まだやね」

そう答えると、ほっとしたような表情を浮かべた。

「じゃあさ、同じとこ隠れよ！

ここのハンガーラックの裏なら2人いけそうじゃない？」

「狭いから嫌や笑」

嫌がる俺を無視してAは服の裾を引っ張る。

「てっちゃんわたしの前に座って。見つかったらどっちか1人だけ出ていく。わかった？」

なんとも姑息な作戦に鼻で笑ってしまう。
この企画を1番楽しんでるのはAやな。

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